私だけの先生 T.F #3

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沙織side





沙織「A寝たね」






スマホの画面が、天井を映してる






太輔「まだしんどそうだったな」






Aが寝たのを確認して通話を終了する







沙織「私が先に様子見てくるから、太ちゃんは実習に集中してね。って、偉そうにごめん」






太輔「いや、すげー助かってる。
あのさ、ちょっと帰り遅くしてもいい？買いに行きたいものがあるから」






買い物？






沙織「いいよ。太ちゃん帰るまで一緒にいるつもりだったけど、何買うの？」







太輔「首輪かな？Aが安心できるものをプレゼントしたくてさ」






ふふっ、首輪ね






沙織「いいと思う！サプライズだね！」






お互い飼いつ、飼われつの関係ね






こうして、Aのお守りが決まった







午後の授業の時、太ちゃんが教室に入ってきたところで







(パシャッ)






無音カメラで太ちゃんを盗撮して、







沙織今日の太ちゃん先生







メッセージと一緒にAに送る







既読は付かないから、寝てるかな？









授業が終わって、コンビニでゼリーとかアイスを買ってAの家に向かう






A、お昼全然食べられてなかったからね






ピンポーン





インターフォンを押しても出ないから、太ちゃんから預かってきたカギで中に入る






ダイニングには、ほとんど手がつけられていないお粥が乾燥してた






それをキッチンで片付けて、Aがいるであろう部屋に行く







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