【ハリポタ】魔法の世界でいろいろ【シリウス・ブラック】 (ページ10)

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シリウスブラック夢　1-10 ページ10

ハッピーは連鎖するのだろうか？
帰り際、私を呼び止めた室長が縦長の封筒を差し出した。
「これは何でしょうか？」
「もうすぐ誕生日じゃなかったかい？
大したものじゃないんだが、日ごろよく頑張ってくれている君にあげよう。」
室長はそれだけ言って私に優しい微笑みを浮かべると颯爽と行ってしまった。
封を開けるとチケットが二枚入っている。

『最高級のワインをあなたに。
100種以上というバラエティ豊かなメニューと、フランス産を中心に約150種揃うワインが華やかな時間を彩ります。』

凄い！！
こんな大人のお店行ったことない！
しかもペアチケットじゃない！！！
チケットを持つ手が震える。
トンクスを誘う？！
女子二人でオシャレなワインバーなんて素敵じゃない？！
ドレスで着飾ってワインバーでトンクスとおしゃべり…すっごくいい！！！
室長ありがとうございます！！！
私はチケットをバッグにしまうと軽い足取りで魔法省を飛び出した。

【A、私じゃなくて男を誘いなさい。】
(男って誰よ？！そんな人いないって知ってるくせに！)
【狼人間捕獲部隊のナントカ。覚えてるわよ？】
(ウィリアムさん？！誘えない！恐れ多い！)
【そんなこと言わないの。女は度胸！頑張って！】
トンクスと話し終えた私はベッドに倒れ込んだ。
チケットを顔の上にかざす。
ウィリアムさんを誘う？！本気？！
嬉しいな、ありがとう…と言って白い歯で笑うウィリアムさんの笑顔を想像して顔がにやけてしまう。
よし！決めた！
勇気を出して明日誘ってみよう。
いいことは続いてる。
きっといい返事がもらえるはず…。