時柱は鬼殺隊最強です。【鬼滅の刃】 (ページ8)

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その為、カナヲともすぐ出会った。
感情を上手く出せないようで、仲良くなるのも苦労した。
まあ、その後に色々あって、何故か義兄妹みたいな感じになってしまったのだが。

今はもう、カナヲは感情を人並みには出せるようになったし、義兄さん、義兄さん、と後ろをついてきてくれるのも愛らしい。

最終選抜を勝ち抜いてからは、しのぶの継子になって日々鍛錬しているらしい。

「少し見ない間に大きくなったね。俺もうすぐ越されそうなんだけど」

「春馬君は鬼殺隊にしては背が小さいわよね」

「義兄さん、師範やアオイにも越されたもんね」

「カナヲ、現実を突きつけないで……」

そう。俺は158㎝と、鬼殺隊にしては背が低い。

男性陣の中ではかなり低い方だし、女性陣と比べても低い。

長身であるカナエさんは兎も角、同い年の蜜璃より低く、挙句の果てには年下であるアオイちゃんやしのぶにも越された。

こんな身長と容姿のせいで、女性と見間違えられる事もしばしばあるのだ。

「そうだ。義兄さん、久しぶりに手合わせしてよ」

「あ、私も二人が手合わせしている所見たいな～」

カナヲと手合わせ……。カナヲ強いんだよな……。

「良いけど、お手柔らかに」

「義兄さん、それ私が言う立場だと思うんだけど」

と、雑談しながら道場へ向かうのだった。