みんなで！マギアデイズ！フリー小説！３！

森って自然が恵まれたいい場所だよね(編集 雪だるま) ページ15

レオナードside




「ヤベェ、ヤベェ！！」

「待って、かなりヤバイ」

「いやー！こんなの聞いてないって！！」

「何なんだ、この状況…」

遡ること、1時間前……






「メフィスト、ここであってんのか？」

辿りついたのは、森の中。

日当たりがかなり悪く、草や花が全く生えていない。

「うん。吸血鬼って日が嫌いだからここで合ってると思う」

「そういえば先生は日とか、大丈夫なんですか？」

ネロが聞く。

俺は元人間だから…とは言えないが、

「吸血鬼の血が薄いんだ。このくらいは平気さ」

代わりにメフィストが答えてくれた。

「…待って、この広ーい森の中からヴァラクを探し出すの？」

エレナが聞く。

俺もそう思っていたが、メフィストなら大丈夫……



「……………。」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

(まさか、考えてない！？)

マジか！！

「まっまあ、ヴァラクはすぐに見つかるよ」

明らかに無理があるぞ、メフィスト。

ということで……





「何この虫、気持ち悪っ！！」

「いやー！追いかけないで？！」

「おっお化けー？！？！」

「待って、待って、これはきつい」

「控えめに言って死ぬぞ、これ」

ヴァラク探索中、見たことの無い気持ち悪い虫が居たり、お化け(！？)が居たり、何か追いかけられてるし。

皆、汗だらけだ。

「あっ椅子がある！」

だが、エレナが見つけた椅子や机に目がけて走りだす俺たち。




「…ふぅ」

暫くして一息つく。

人数分あって良かったぜ。

「お茶飲む？」

「飲む飲むー！」

皆もだいぶ休めたようだな。

「…思ったんですけど、なんで森なんかに椅子とかがあるんでしょう？」

「……確かに」

言われてみれば。

「もしかして、ヴァラクの椅子何じゃない！？」

「なら、だいぶ近づけたね！」














「…誰が俺の椅子だって？」

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