準備 (編集 ユメ) ページ13
「うわっ」
脳が、ネロが取り出したものは何なのか認識するより先に、俺の体は力が抜け、気付けばメフィストに支えられていた。
「あ、すみません!」
「だ、大丈夫だが…今のはなんだ…?」
十字架とか聖水とかだったら、俺は元人間だし、そこまで強い効果は無いはずなんだが…
「えっと、ヴァラクって吸血鬼でしたよね?」
「そうだね。」
メフィストが返事をする。
「なので、十字架と聖水が効くんじゃないかと思って…」
「うちは冒険者のお客さんにもらった、シール持ってきたぁ!」
「シール?エレナ、まさかお洒落とかで持ってきたわけじゃねぇよな?」
エレナならちゃんと持ってきてくれていると思うけど、一応確認だけ、な…?
「違うよ〜!あのね、例えば赤のシールをレオナードせんせーに、
青のシールをメフィストせんせーに貼るとぉ…?」
そう言いながら、俺に片方貼り、
もう片方をメフィストに貼った瞬間。
「「うわっ」」
俺はメフィストのところに瞬間移動された。
「レオちゃん、そんなに僕の事が好きなのかい?」
メフィストに冗談交じりにそういわれた。
「んなわけねーだろ。それにしてもエレナ、それは結構使えるんじゃないか?」
「そうそう!ものにも張り付けられるんだよ〜!」
「剥がす時はどうするんだい?」
確かに。っていうかそろそろメフィストから離れたいんだが。
「張り付けた人じゃないと剥がせないよ!」
そう言い、エレナはシールを剥がしてくれた。
「はぁ、やっとメフィストから離れられた…」
「3日間特訓した仲間でしょ?そんな嫌そうにしないでよ〜」
「ヴァラクに赤いシールを、近くの壁かなんかに青のシールを付ければヴァラクはもう逃げられない!」
「私はおじいちゃんの倉庫にあった、絶対に切れない縄、吸血鬼への弱体化加工付きよ!」
「でも、それぞれ普通のじゃねぇだろ?」
女子たちのはまだ試した事無いけど、ネロのはあんな効果のあるもんは初めてくらったわ。
「しかも古の吸血鬼なので普通ので効くかは怪しかったので、
お母さんに頼んでとっても協力なのを準備してもらったんです!」
なるほど。しっかし、すっごい威力のもん持ってるんだな…
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だいふくもち - 御免なさい。引退します。 (2022年2月25日 0時) (レス) id: 7393fad175 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - ユメ@金魚?さん» ありがとうございます! (2022年1月29日 21時) (レス) id: 5e137c7b89 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ@金魚?(プロフ) - チョコさん» あ、あ、把握です〜! (2022年1月29日 21時) (レス) id: 1a6d1ee1bd (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - あとここが描ききれなくなった後についてですが相続権をユメ様にお譲りしようと思っております、、、良ければここが満杯になったらシーズン4始めてください、、、絶対読みに行きます、、、 (2022年1月29日 21時) (レス) id: 5e137c7b89 (このIDを非表示/違反報告)
チョコ - 雪だるまさん» お久しぶりです!覚えててくれてありがとうございました!ただいまです!ただ1年間放置してたということで完全にパスワード忘れてログインできなくて( ᐛ👐 )してます、、w (2022年1月29日 21時) (レス) id: 5e137c7b89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:主に、チョコ、湖の宝石、ユメ、藤崎風花、雪【α】、げそ、ケルベロス、季節ハズレの雪だるま、だいふくもち(追加したかったらどうぞ) x他3人 | 作者ホームページ:http:
作成日時:2021年8月21日 22時