勇者(俺)と魔王(アイツ)の激戦バトル記録【名前変換オリジナル】 (ページ3)

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prologue3 ～恋に恋する魔王～ページ3

正直、Aと冬馬を見ていると実は付き合ってるんじゃないかって思う。

それぐらい距離感近すぎ。今なんて冬馬がAの肩抱いてるし。

A「ちょっと冬馬！応援してくれるって言ったでしょ！離して！」

冬馬「まったく、少しは距離感というものを知ったらどうです？」

お前がな

A「あっ、わかった！冬馬ってば実は姉弟みたいに育ってきた私に好きな人がいるのが寂しかったりして～！」

冬馬「そうですね。寂しいです」

……わぁ、冬馬も思ったことはっきり言うのな。

A「んぐぁ……！可愛い！冬馬可愛すぎ！シュンてしてて可愛い！好き！」

シュンというか俺に向けて目力ギン！だったような。

今みたいにAもAで気安く冬馬に抱きついたりする。……実はAも冬馬が好きなんじゃないか？

それにAは俺に恋してるというより、恋に恋してるだけって感じがする。
もしかして自覚がないだけで本当は……。

そう思うと、何故か胸が苦しい。

何でなのだろう。
仮にも俺の事が好きなくせに他の男と馴れ馴れしくしてるのが気に入らない。

嫉妬とかではないのだ。断じて違う。
ましてや恋なんかではない。絶対違う。

A「あっ、二ノ宮さんのことも好き！」

……うん、絶対違う。