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いつだって、夜は暗い。







信じられないほどに暗い。









それに今日は、とても冷たいのも、降ってきている。









なのに裕翔は、その暗くて冷たい夜の中、自転車をこいで、それだけを伝えに来てくれたのだ。









俺は、少しだけ泣きそうになりながらも勇気を出して、裕翔の体に手を回して、ぎゅっと抱き着いた。









「俺も、俺も裕翔のことが、凄く好き」









そして、声が震えるのを我慢しながら息をするように、小さく言った。









息は裕翔と同じように、寒さの所為で、魔法のように白く濁った、









いつしか―――いや、裕翔が俺の世界に現れた日から、裕翔を好きだという気持ちは、もう俺の中で、息をするのと同じくらいに当たり前のことになっていた。









「じゃあ、俺と付き合ってくれますか?」









裕翔は、俺と顔を見合わせ、照れくさそうに聞いた。









今度は寒さのせいで赤くなっているわけではなさそうだった。









「はい」








俺も、頬を赤らめて頷いた。









無論、それは寒さの所為ではなかった。









「やった」









裕翔は、いままで見たこともないくらい、嬉しそうに笑うと、さらに、俺の体をぎゅっと抱きしめた。

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でんでん(プロフ) - すごく綺麗な文章でファンになりました!めちゃめちゃ続きが気になります! (2017年8月26日 14時) (レス) id: ea6bd4582f (このIDを非表示/違反報告)
*:)高木雄也@加藤シゲアキ(:*(プロフ) - ゆやけLOVEさん» part1でもお会いしましたね!沢山のコメントありがとうございます! (2016年12月17日 11時) (レス) id: 726ef27e93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆやけLOVE - なんかもぉ泣きそうです(><) それぞれが幸せになれることを祈ってます。 更新待ってますm(__)m (2016年12月17日 9時) (レス) id: a62276a76a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天藍凜@シェゾ依存症 x他2人 | 作者ホームページ:リア充ぶっ飛べ!  
作成日時:2016年12月13日 17時

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