Just Be Friends． yt×kt part2！

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ベランダの縁に、アイスクリームみたいに冷たくて、でも、甘くない雪が積もっては解けていく。








東京に来てから、二回目の冬だ。








なんだか今年の冬は、去年と違って、とても冷たい。









でもそれはきっと、この街に鳴れていた所為でも、気温の所為でもないだろう。









＜ごめん、今日、夜食べて帰る。ごめんね＞









そして、近頃携帯電話をあけるのが億劫なのも、当然冬の所為ではなく、裕翔からのメールが、そんな寂しさを倍増させるような連絡ばかりだった。









＜わかった。気を付けて帰ってきてね＞








ぎゅっと携帯電話を握りしめ、俺はもう本当無表情で、返事を送る。









といってもそれは、無感情を装っているだけなのだと思う。









だってもう、そうしないと、俺の心の中は寂しさでいっぱいで、これ以上の寂しさが降りかかれば、ぱちんと、まるでか弱い風船のように破裂してしまいそうだった。









どうして、いつの間にこんなに、俺の心の中には、寂しさが積もってしまったのだろう。









考えるけれど、分からない。









そして、心に積もった寂しさは、雪のようには解けない。









そう……いつだって、目に見えないものは、なかなか消えてきれない。









見えないものの消し方なんて、誰にもわからないからだ。









(裕翔………)









虚しく笑うテレビの音が響き渡る部屋の中で、俺は、その名前を思う。








いや、違う。

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