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第漆拾参話 ページ31

・____



『……ッ?!』



私の刀を軽々と避け、重みのある拳を撃ち込んでくる。それを刀で防ぐ。



しかし全ての攻撃を防ぎきれず、横腹に相手の拳が入った。そしてそのまま近くの木の根元へ吹き飛ばされた。



『…ゴホッ……』




痛った……肋折れた気がする!!てか絶対折れた!殴られた瞬間ボキッて音したもん……そんな見た目のどこからこんな力が出てきてんだよ!!!!(キレ)



こいつほんとに十二鬼月じゃないのか?と思って、目を見ても数字は刻まれていない。



下弦ぐらいの実力は確実にあると思うんだけど…何故…?



伯爆「柱である貴様を倒したら、十二鬼月に入れるかもしれぬ!!







___血鬼術 錯乱屏爆(さくらんびょうばく)



『……ッ!』



血鬼術による攻撃に身を構える。しかしどれだけ経っても、何も起きなかった。



『…?』



どういう事だ?その時、南の方から微かだが目の前の鬼とはまた別のの気配と共に男の人の叫び声が聞こえた。



『まさかッ………!』



伯爆「ほう、感が鋭い女じゃ!!!」



全てを理解した。村人がこの鬼だけ(・・)にあんなに怯えてる訳じゃない。



早く頸を斬らないと、守れたはずの命が消えていってしまう…!!



さっきの攻撃から察するに、この鬼の攻撃は1発1発が極めて重たい。



けど、速さ勝負なら負ける気はしない、さっさとケリをつけよう。



『別に鬼に個人的な恨みとかは無いんだけど、人を食ってるなら話は別だ。』



肋骨痛いし。←




伯爆「何を……」







『______天の呼吸 漆ノ型 瞬天鬼殺!!!』




伯爆「…ッ!」




鬼の背後を取り呼吸を使うと、鬼の首は呆気なく胴体から離れた。




そして斬れた頸の前で手を合わせてから、チンッと刀を鞘にしまう。



煉獄さんの元へ向かおう、と思った時ふと気付く。



『…どうやって戻ればいいんだ?』



刹那、完全に日が落ちた暗い闇一面の空から黒い物体が私の方へ向かって落ちてきた。



『何あの物体?…ごみ?』



よくよく目を凝らして見るとそれは琥珀だった。



『あ、琥珀か。ごみだと思ってごめんね』←



琥珀「許サナイッッ!!」



ツンツンと私の頭を嘴で啄く琥珀。そんな時、



煉獄「A!!!」



『あ、煉獄さん。無事で…』



煉獄さんは私の元へ来るや否や、「すまん!!」と食い気味で謝った。

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(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月6日 23時

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