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第漆拾弐話 ページ30

・___


そう言うと男の人は、柄にもなくダーーと涙を流し始めた。



若い男「よかッ...やっと、助けがッ.....来てッ...」


 
『まだ安心するには早いです。もう日が落ちる.....貴方は一刻も早くこの蔵から離れて下さい。』



若い男「....けど、あんたは...」



ゾワッ.....



その刹那、どこからか鬼の入口の方から鬼の気配がして着物の下に忍ばせてあった日輪刀に手をかける。



『.....!しゃがんで!!!!!』



若い男「はッ.....?!」



男の人の頭を無理やり地面に押し付け、体制を低くさせる。爆音爆風と共に辺りには砂埃が立ち込めた。頭を上げると、今まであったはず蔵の高さの3分の2程が吹き飛んでいた。



もし今の気配に気づけていなかったらと思うと、鳥肌が止まらない。若い男は完全に怖気付いていた。



『砂埃が無くなる前に逃げて!!!』



若い男「でもッ...腰が抜け.....」

『そんなもの気合いで何とかしろ!!今!!死にたくなかったら早くここから離れて!!!』



若い男の人は逃げて行った。



?「今の男、逃がしてよいのか?お前を私に食わせようとした男なんだぞ?」



完全に砂埃が無くなり現れたのは、角が三本額から突き出しており着物を着ている、いかにも私は鬼です。みたいな鬼だった。 見た目は…こんな言葉鬼に使う物ではないが、今まで見た鬼の中で1番綺麗だった。



『何言ってんだ、あの人達を脅していたのはあんたでしょうが。それにあんたは随分ド派手な登場でいらっしゃいますね?』



あ、宇髄さんの派手が移った……最悪←



?「何故1日も経っておらぬのに目を覚ましている?」



無視?!?!!!それにこいつ、質問に質問で返してくる系の人………あ、…人じゃないや。鬼か。



『こちとらそういう類(・・・・・)には少し耐性があるんでね!!』



?「ほぅ……?…私は伯爆という。貴様を喰らう鬼の名だ。覚えておくがよい。」



しかも、なんだこの鬼!!普通に話しかけてくるじゃん!!




『あんたなんかに食われてたまるかっての!









______天の呼吸 伍ノ型 天上天下!!!!』









___________


できる限り誤字には気をつけているのですが、
もし誤字や誤りを見つけた際には
教えていただけると幸いです。

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(プロフ) - ポメラニアン。さん» まさいちくんって誰だよって感じですね......笑笑 報告ありがとうございます!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ポメラニアン。 - 伍参話(10ページ)の夢主の最初のセリフに"まさいちくん"と入っているんですが、多分″しょういちくん″だと思います。今更でごめんなさい!更新頑張ってください! (2019年12月28日 22時) (レス) id: c29d72685c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - はるなさん» そう言っていただけると、何よりも嬉しいです!!頑張ります! (2019年11月19日 19時) (レス) id: 929661d3b8 (このIDを非表示/違反報告)
はるな - 更新楽しみです!!続きが気になる...!! (2019年11月18日 23時) (レス) id: 1483860edb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年11月6日 23時

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