検索窓
今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:12,257 hit

《Murder on D Street》 ページ10

Aは、一度だけ乱歩の推理を見た事があった。

誰も解決できない様な事件を、物の一瞬で解いたのも見た。

其れには大変驚かされたものだった。

乱歩の異能力【超推理】。

確かにこれは、戦闘では役に立たない物の、世界中が欲する程の需要のあるものであった。


__そして、更に驚かされた点があった。

其れは、“乱歩が異能力者ではない”事。

太宰から其れを聞いた時、乱歩への驚きは尊敬へと変わっていった。

其れもあって、社員達は乱歩の行動を咎めない。









「小僧、ここは良いから乱歩さんにお供しろ。
現場は鉄道列車で直ぐだ」









「ぼ、僕が探偵助手ですか?
そんな責任重大な………!」









「真逆。
二流探偵じゃあるまいし、助手なんて要らないよ」









但し、乱歩には一つ欠点がある__否、二つや、三つ程欠点があった。

其れは____









「__僕、列車の乗り方分からないから」









「小僧、序でに言っておくと、Aも分からないからな」









「はぁ………?」









予想の斜め上をいった発言に、敦は首を傾けるしかできなかった。

*→←*


ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーキャラ

梶井基次郎


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
87人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鸞宮子 瑩 | 作成日時:2019年11月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。