話.44 ページ44
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そうして、緩やかに流れていく時間に歪みが生じていくのに僕は気づかないまま流れて、流れて、取り返しがつかなくなっていく。
僕は気づかないふりをしていただけなのかもしれない。
節々に散りばめられた彼女の様子に気づかないふりをして、先延ばしにしてしまっていたのだろうか。
彼女が飛ばそうとした紙飛行機にどんな意味があったのか、捨てようとしたゴミが何を示していたのか。
彼女が何をしようとしているのか、勘繰った時に、引き止めないと彼女はその場から砂のように崩れ落ちてしまいそうで、僕は彼女の腕を握って、それで、……、
本格的に狂い出したのはその頃だ。
翌日、彼女は僕に他愛のない話をした。
変化といえば昼休みにも彼女は僕と話に来るようになった。
それはきっと、僕は彼女の学校生活の一部になってしまったことを意味していた。
僕にとって彼女は落ち着いていられる場所で、彼女にとってもきっと僕は学校から外れて話せる相手だったと勝手に想像する。
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館サラダ(プロフ) - おあさん» こちらこそ初めまして、館サラダと言います…！コメントありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。キャラクターのことを意識しながら亀更新ながらこれからも書かせていただきます(*´-`) (2018年1月16日 0時) (
レス) id: a42222aa6a (このIDを非表示/違反報告)
おあ - 初めまして『おあ』といいます。なんだか不思議で可愛いお話ですね！雲雀恭弥君の性格が読んでいて、ちゃんと意識しているのかもなあって思います。私も作品を作っているのですが…すごいです！尊敬してしまします！これからも更新頑張ってください！！ (2018年1月14日 11時) (レス) id: b53efceb36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：館サラダ | 作成日時：2018年1月6日 0時
