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妹になってみた!(ポムフィオーレ編) ページ5

ヴィル

朝、あなたは兄のヴィルと遭遇しました。

「兄ちゃん、おっはー」
ヴィ「A、言葉遣いを美しくしなさいって何度も……って髪ボサボサじゃないの!」
「寝起きだし当然でしょ」
ヴィ「私と瓜二つの顔で美意識を怠られると困るのよ」

どこから出したのか櫛とヘアオイルであなたの髪を整えてくれます。

「美意識とかめんど……」
ヴィ「美しくなるのが、めんどくさい?」

スイッチを押してしまいましたね。

ヴィ「よく見たら肌もカサカサじゃない。爪も伸ばしっぱなしなんて!いいわ、今日は私がたぁぁぁっぷり美を叩き込んであげる」
「えっ、私にも予定があるんだけど!」
ヴィ「いいから来なさい!まずはスキンケアから……」

逃げようとしても、女性のあなたはヴィルの力には敵わないのでした。


ルーク

ルー「おやA!丁度いいところに」
「兄さん、どうしたのその布」

ルークの目の前の机にはふわふわとした布がありました。

ルー「マフラーにするんだ。来月はAの誕生日!プレゼントの手触りを気に入ってくれるか確かめたくてね」
「わあ、ありがとう!ふわふわ!これって何の毛皮なの?鹿や狐じゃ無さそうだけど」
ルー「ウサギだよ。前に飼いたいとか好きだとか言ってただろう?」

その瞬間固まったあなたの顔を、ルークがいぶかしげに覗き込みました。

ルー「A?」
「うさちゃんがこんな姿に……ムリ!こんなマフラー巻けない!」
ルー「でもウサギが好きだって……」
「生きてるウサギが好きなの!毛皮はいいけどウサギは嫌だ!」
ルー「せっかく何十羽も狩ってきたのに……手袋はどうだい?」
「それも嫌!」
ルー「それじゃあ、何ならいいんだい……?」

途方に暮れたルークを、あなたは白い目で見たのでした。


エペル

「やったー!兄っちゃより背高ぐなった!」
エペ「Aに抜がさぃだ!」

衝撃のあまり標準語を忘れ、エペルが咳払いをします。

背中合わせで背を計り、あなたは飛び上がりました。

「私も、もう子供だねえ。兄っちゃと違って!」
エペ「それでも精神年齢は低いみたい……かな」
「どうすたの?そんなおがすい喋り方やめなよ」
エペ「おかしくなんかないよ。都会ではこれが普通なの」
「都会っ子ぶってまって。根っからの田舎者なのに!」
エペ「ちょっと危ない!」

段差につまづいたあなた。エペルに腰を支えられます。

エペ「精神年齢0歳……かな」
「……ごめん」

あなたはエペルから顔を反らしました。

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ヴィル - ジャミールは草 (2021年4月10日 13時) (レス) id: d696134f91 (このIDを非表示/違反報告)
きむち - 初コメ失礼します!好きです。天才ですか?あ、天才でしたね!リクしてもいいですか?しますね!ナンパを助けられるのが見たいです!更新頑張ってください! (2020年4月18日 1時) (レス) id: 72534f9fb8 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 妹シリーズありがとうございます! (2020年4月4日 0時) (レス) id: dcd6ff7333 (このIDを非表示/違反報告)
サンリタ(プロフ) - リクありがとうございますー!大歓迎です書かせてください!若干遅くなるかもしれませんがご了承下さい…! (2020年3月30日 13時) (レス) id: bd573db9e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - リクエストしてもよろしいでしょうか?ハーツラビュルの人達で厨二病ごっこをしてみた。とか、大丈夫でしょうか? (2020年3月30日 5時) (レス) id: d82854ca0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サンリタ | 作成日時:2020年3月24日 12時

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