39戦目:無力 ページ41
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ショッピ視点
二人と別れ、部屋に入った俺はタバコを吸うため部屋にあるベランダに出た
少し遠いシャオさんの部屋は明かりがついていないのを見るに本当に寝たようだ
俺はいつも愛用しているショートピースを口にくわえ、今日のことを思い返した。
コネシマ先輩に向かって銃弾が来たのがわかったのにただ大声で叫ぶことしかできなかったこと。
犯人がが来たというのに彼の撃たれたということのショックが大きすぎて動くことができず、仇も取ることもできなかったこと。
ただただ惨めにひたすら彼の名前を言い抱き寄せることしかできなかったこと。
思い返しただけで情けない。
俺はなんのためにあの軍に入った。先輩である彼のように憧れて、そしてなりたくて追いかけてきたんだろ?けどこのザマだ…結局なれずにその追いかける人物を一度目の前で失ってしまった。
嗚呼、なんて…
syp「無力なんだ…」
???「なにがだ?」
ぽつりと呟いた時どこからか声が聞こえた。
周りを見渡すがそこには誰もいない
???「上を見てみろ」
その声に言われた通り上を見ると
???「よっ!」
屋根の上にアンバーさんが座っていた
A「随分と元気がないようだが、何かあったのか?」
アンバーさんの質問に俺は
syp「大丈夫です。何もありませんよ」
と嘘をついてしまった
A「そうか…ところで、お前は星について興味はあるだろうか」
syp「…え?」
俺の言葉を聞いて一度考えたそぶりをしたアンバーさんはいきなり星のことについて語りだした。
A「星というのは実際は宇宙にある隕石やゴミなどが燃えてできたものなんだ。宇宙空間に行ってみればそれはただの石の塊に過ぎないものだが、地上から見ればそれは美しい小さな白銀の光となる。」
syp「…それがなんだっていうんスか」
突然の雑学を聞かされ、俺はついぶっきらぼうに言ってしまう
A「たとえどんな役にも立たない無力な石やゴミでも見方を変えればそれはちゃんと役割を発揮するということだ」
アンバーさんはそう言うと俺の方を見て
A「お前があいつに声をかけ続けてくれたおかげであいつをこの世に繋ぎ止めることが出来、生き返らせすことができたんだ。“君”は無力ではないぞ」
と言い俺の頭を撫でた
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さかなさん - かなとさん» ご注意ありがとうございます (2019年5月15日 22時) (レス) id: 1ace366ba3 (このIDを非表示/違反報告)
さかなさん - ご忠告ありがとうございます (2019年5月2日 11時) (レス) id: 1ace366ba3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月2日 11時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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