15戦目：木のケーキ ページ16
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A視点
瞬間魔法で彼らをここに一緒に飛ばしてついでに不可視魔法も解いて目の前に現れたわけだが
A「おい、大丈夫か？」
突然のことに驚いたのかそのまま二人して固まっている。
目の前で手を振るとハッとして我に返ったようだ
gr「すっすまない突然のことに驚いてしまった」
申し訳なさそうにするグルッペンを見てクスッと笑う
A「気にしないでくれ。お前達のところには魔法というものはないから、このような反応をするのは当たり前だ。それより森を歩いて疲れただろう？せっかくだ、お茶を飲んでゆっくりしていくといい」
そう言い私は彼らを机の方まで案内する。
机の上には綺麗に切り添えられ、生クリームが乗ったバームクーヘンと湯気がたったミルクティーが入ったカップが三つ置かれていた
A「さぁ掛けてくれ」
そういうと彼らは素直に私の言葉に従った
tn「はぇー、綺麗な食べ物やんなぁ、これなんていう名前なんですか？」
トントンが私に聞く
A「あぁこれか？これは“バームクーヘン”というんだ。お前たちの言葉では“木のケーキ”というのかな？」
と答えた
gr「木のケーキか…それはこのケーキの断面が木の年輪に見えるからそうつけられたのか？」
グルッペンがフォークでバームクーヘンの断面をさしながら言う
A「正解だ。この模様が年輪を想像させるからバームクーヘンと名付けられた。」
少し喋りすぎたため口の中が乾く、近くにあったノンシュガーのミルクティーを飲みその渇きを潤した
A「バームクーヘンのこの年輪の模様は幸せを重ねていくという意味があり、幸せの象徴とされるほど縁起のいいお菓子だ。」
一度間を置き彼らを見て
A「さて、少し長話をしたな。さぁ！遠慮なく食べてくれ。この上に乗っている甘さ控えめの生クリームと甘いバームクーヘンにノンシュガーのミルクティーは相性がいい、いっておくが毒は入ってないから安心してくれ」
食べるよう勧める
彼らは半信半疑ながらもバームクーヘンを口に運ぶと
tn／gr「うまっ！？」
と歓声をあげた
どうやら喜んでもらえたようだ
彼らの嬉しそうにクーヘンを食べる姿を見ながら私はまたミルクティーに口をつける
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さかなさん - かなとさん» ご注意ありがとうございます (2019年5月15日 22時) (
レス) id: 1ace366ba3 (このIDを非表示/違反報告)
さかなさん - ご忠告ありがとうございます (2019年5月2日 11時) (レス) id: 1ace366ba3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月2日 11時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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