什陸 ページ22
「Ms.御狐神。私はこれから用事を済ませなくてはならないので杖は一人で買って下さい」
「わっ分かりました」
「杖はオリバンダーで、あそこです。」
「買い終わったら、BEEL＆MEAT という店に来て下さい」
そう言い残し、また姿くらましで消えていった。
「仕方ない。入るか…」
ドアノブに手をかけ、扉を開けると…
ものすごい数の長細い箱が積まれていた
「此処に来てから驚いてばっかだ…」
…にしても、店員さんが居ない。
(外出中かしら？でも、ドアは開いてたし…)
そう考えながら
「すみませ〜ん…」
と、声をかけたが反応はない
(もう一度…)
「すみませ〜ん…どなたかいらっしゃいませんか…」
すると
ガララララッ
ビクッ
「おや、いらっしゃい。」
ハシゴに乗った優しそうなおじいさんが出て来た。
(そのハシゴどうやって動いたの…！？)
疑問を抱くのも当然だろう
「あっあの、杖を買いに来たのですが…」
「君は…嗚呼、ルージュ・レイバントの娘だね」
「はっはい！母様を知ってるのですか！？」
「嗚呼、彼女も此処で杖を買ったんだよ」
おっとりした口調で話した
そうだったんだ…
「じゃあ、早速杖を選ぼうか」
「おねがいします」
そう言って奥へ入り、すぐに出てきた
「さあ、まずはこれだ」
そう言われて渡された杖を持って何が起こるのか待って居たが、何も起こる気配はない
「何をしているのかね、降って」
そう言われて、軽く降ると…
なんとビックリ、端の棚が勢い良く倒れた
「おっお返しします！」
「おやおや、これじゃないみたいだ」
そう言ってまた奥に入って、別の箱を手にして帰ってきた。
「これならどうかな？次は何かに向かって杖を降ってみて」
そう言われ、外を歩く眼鏡をかけた、天然パーマの男の子に向かって杖を降った
ゴロゴロ、ピッカーン！
あら、大変。男の子に向かって雷が落ちた
「これもお返しします！」
「うーん…仕方ない。アレにするか…」
また出して来た杖を渡された
仕方なく近くにあった枯れかけのお花に向かって降ってみると…
フワッパァ
花が元気を取り戻したとばかりに、元気に咲いた
「杖に選ばれたようじゃな。良かった良かった」
「…これ、買います」
「嗚呼、持っておいき」
この杖でなんでも出来る気がしたが、私はこの杖で世界中の人を愛することを心に誓った。
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妖狐 - かれーなひとさん。ミスを見つけてくださりありがとうございます！急いで書き直します。それでも、それほど読んでもらいとっても嬉しいです！ (2019年12月20日 17時) (
レス) id: fd565894ab (このIDを非表示/違反報告)
かれーなひと - あの…20ページ目の'注文'出はなく'注目'ですよね？細かくてごめんなさい！ (2019年8月4日 7時) (レス) id: 92750228b4 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - どうも！いや〜続編に行くことになりました！数少ない読者様には何とお礼を申し上げて良いのやら…とにかく！続編もよろしくお願いします！ (2019年7月9日 0時) (レス) id: d32dec3d93 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - ありがとうございます！これからもっともっと頑張りますので、宜しくお願いします！ (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7bac07bf04 (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - ふぇ！？こんな駄作読んでくださったのですか？ (2019年6月8日 0時) (レス) id: 7bac07bf04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：妖狐 | 作成日時：2019年3月15日 18時
