紫の原石はSixTONESの紅一点 4 (ページ39)

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終わらせないページ39

最近、虚無感にかられることが多くなった

その中には、「NEW WORLD」を作詞作曲したことによる燃え尽き症候群も含まれているんだと思う

そして、近づいてくるCDデビュー

最初は、「やっとデビューできる！嬉しい！」という思いが強かったけど、今では「本当にいいのか、また邪魔をされるんじゃないか、怖い」と思ってしまっている自分がいる

Rough xxxxxxxツアーが始まり考えないようにしていたけど、解決していないせいか頭の隅に鎮座している

ツアー中、オフの日の前日の夜

次の日が休みだと思うと、また頭の中はいらないことを考え始める

このままではダメだと思い、必要なものだけを持って、車を走らせた

向かった先は、富山

車で行けば約5,6時間、ドライブだと思えばなんてことない

なぜ富山なのか？

それは、家族での最後の旅行が富山だった

旅行客が多いわけでもなく、自然豊かで、ゆっくりとした時間が流れている

そんな場所に行きたいと思った

深夜から早朝にかけての運転だから、渋滞にはまることもなく、目的地の海辺に着いた

車から降りて、服が汚れることも気にせず岩の上に座った

A：・・キレイ・・

朝日が上がってくるのが見え、少し心が穏やかになるも、やっぱり心のモヤが晴れない

A：・・お父さん・・お母さん・・私、CDデビューするんだってさ・・何が不安とかじゃないの・・みんな優しくて、助けてくれる・・・けどね・・・怖い・・本当に私でいいのか、すごく怖い・・

ヘッドフォンで耳を覆い、持って来ていたNEW WORLDのデモテープを流して、外の音を遮断した

どれぐらいの時間が経ったのだろう・・

ふと携帯を見ると、ある人たちからの連絡の通知で埋まっていた

A：・・わ・・やばっ・・

かけ直そうとした時、タイミングよく電話がかかってきたから恐る恐る出た