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side in
山田にいいよ、って言ってもらえてほっとする。
前から思ってたけど、山田って薮と似てるよね?
やたらと過保護だとだし、光にはちょっと甘いし。
あ、違うか。薮がいるから光は安全だと思ってるだけか。
てか別に、浮気なんてするつもりないんだけどなぁ。
光「いのちゃん、ほら行こう」
ぼーっとしてたら光に声をかけられる。
伊「はーい」
素直に返事。
みんなは冗談で光のことママっぽいって言うけど、俺にとってはほとんどママみたいなもんだ。
だってほら、並んで夕飯の洗い物してるなんて、親子みたいにしか見えないでしょ?
久しぶりの光の家にテンションを上げていたら、光がほっぺたをつついてきた。
光「…で?急に泊まりたいなんて言った理由は?」
なんとなくわかるけど、ってため息。わかるんじゃん。
でもそんなこと言える立場ではないのでおとなしく口を開く。
伊「お、おかしの作り方を教えてほしくて…」
……。
沈黙。って、へ!?
俺なんか変なこと言った!?
わたわたしていると、光がまたため息をついた。
光「どーせ山田にあげたいんでしょ?バレンタイン。」
こくりとうなずく。そう、目的はそれだ。
バレンタインなんて、今までの俺なら何事もなくスルーしていただろう。でも、一応恋人ができたわけで。
しかも、その、夜のこととか考えても、多分彼女は俺だ。
ところが、ここで問題になってくるのが、何を渡すかなのである。
山田のことだから、伊野尾ちゃんにもらえるならなんでも!とか言いそうだけど、そりゃ特別なのがいいよなって。
だって、どうせ山田は他にもいっぱいもらうからさ。
で、手作りとかいいじゃん!オリジナル!って結論に至ったわけだけど、そこに立ちはだかる俺の料理の腕。
最近ちょっとはするようになったとはいえ、お菓子がつくれるくらいにはほど遠い。
まさか山田に頼るわけにもいかないから、手詰まりになった俺は、お料理アイドル八乙女光に頼ったわけだ。ママだし。
期待をこめた目でじっと見る。
光は(薮も)俺のこの顔に弱い。
光「あーもう!わかったよ!教えてやるから」
伊「ほんと?やった!」
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@@???S e i r a(プロフ) - あぁぁぁ…!たかいの最高…たかいの尊い…たかいの、はあ…()ほんっとにたかいの最高すぎるんでまた書いてください…!めっちゃ楽しみにしてます! (2017年5月5日 11時) (レス) id: 7b6966f512 (このIDを非表示/違反報告)
まそら(プロフ) - えりささん» ありがとうございますm(__)m 2,3の方も伊野受け多めとなってます(笑)のでぜひ……! (2017年4月16日 16時) (レス) id: 3d265cde62 (このIDを非表示/違反報告)
えりさ(プロフ) - とりあえずpart1読破!全部好きな話でした〜♪でもやっぱりやまいの愛、伊野尾愛がとっても伝わってきました☆また読みに来ますm(__)m (2017年4月13日 23時) (レス) id: acb76c28d0 (このIDを非表示/違反報告)
まそら(プロフ) - 秋弥さん» 萌えてくださったならなによりです…!リクエストありがとうございます。ぜひ書かせていただきますね! (2017年2月14日 21時) (レス) id: 3d265cde62 (このIDを非表示/違反報告)
秋弥(プロフ) - リク再びで親の過保護設定でいのちゃんが彼氏山ちゃんと薮パパに光ママとチョコを作るのが見たいです (2017年2月14日 1時) (レス) id: a5dc5670ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まそら | 作成日時:2017年1月27日 16時