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『・・・ママ?』
「うん?」
『あの時のおじいさんね、本物のジャニーさんだったんだよ』
「そうなの?」
思ったよりびっくりしていない。
これから言うことも、なんとなく分かっている気がする。
20年以上親子やってきたんだもん。
『っ、あたしね、あの話受けることにしたの』
「・・・え?」
『もうね、14日に契約したから。嵐の6人目になる。夏のツアー初日にデビューすることが決まったの』
不安な気持ちを悟られないように・・・
畳み掛けるように言った。
「・・・本気なの?男の子しか居ない事務所だよ?批判されるに決まってるよ」
『分かってる。でも仕事だから。やってみたい』
少しの沈黙のあと・・・
先に口を開いたのはママだった。
「そう・・・分かった」
反対はしないけど私は一切協力しないから、
そう言って寝室に入ってしまった。
なんとなく分かっていたことだった。
親は子の幸せを願うものだから。
私がこれから進もうとしてるのはきっと茨の道だ。
親なら反対するのが当たり前だろう。
でも・・・
いざ突きつけられると涙が溢れる。
でも・・・
仕事として受けたんだから。
ここで負けたらいけない。
この日から私の孤独な戦いが始まった。
***
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さんでぃ(プロフ) - 美紀さん» 初コメントありがとうございます!ストックは沢山あるのですがなかなか進まずごめんなさい。気長にお待ち頂けたら嬉しいです!早くSnow Manのところまで書き進めたいです! (2020年2月20日 17時) (レス) id: 6ba148e475 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 嵐とSnowMan大好きなので最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2020年2月19日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さんでぃ | 作成日時:2020年1月26日 18時