雨風の中、日向に芽吹く―

紅白の見学へ 2010.12.31 ページ11

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それから・・・
何か話したような気はするけどあまり覚えていない。


ただ、
簡易的な履歴書みたいなものを書かされ、
真剣に考えてみて。断られても諦める気はないけど、と言われたことは覚えてる。





ご飯でも食べて。

そう言って千円札2枚をテーブルに置いてジャニーさんはまたバタバタと外出していった。
それと入れ替わりで東条さんが社長室に迎えに来てくれて車で家まで送ってくれた。



お兄ちゃんとママにはバイト先のオーナーのところでご飯を食べてきたと言って、その日は早めに眠りについた。









翌日からは、また普段通りの生活に戻る。

朝起きて、
大学に行って勉強して、
バイトをして、家に帰る。





あれは夢だったんじゃないか、というくらい。

ひとつだけ違うのは・・・
3日に一回くらい、ジャニーさんからメールや電話が来ること。








(今日は大学終わって渋谷で買い物してます)

と言えば

(OK！じゃあ109の前に迎えに行くからお茶しよう！)

と返ってくる。






そして本当に来ては10分だけお茶を飲んで、じゃあバイバイ！と去っていく。

このおじいさんがあのジャニーさんだなんて、誰も思いもしない。








そうこうしている内に2010年の大晦日。

特に予定もなく、年末の特番をボーッと見ていた時、、、





一本の電話が鳴った。



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