GENERATIONSのフランス王子[2]

フランス男63 ページ14

『似合うねー！』

「たはは…」


嬉しいけど、嬉しくねぇ！！！


今の俺の格好は、



直「うおっ…どこの美人かと思った…」





女装してます…。





いや！！趣味じゃないよ？！断じて！！



「あーあー…なんで俺なんですか？」

直「見たかったからに決まってんじゃん？」



あっ…決まってるんだ…( ˙-˙ )


そう。今回はモニタリングのお仕事。

その名も…



『メンバーが女装していたら、気づく？気づかない？』



でーーす！！




「俺の女装なんてどこに需要が…」

直「えー？みんなだけど…敢えて身近で言うなら俺とか俺とか俺とか？」

「直人さんに需要あるならいっか…」ぽそっ

直「ほんと可愛い」♡

「あー！！今抱きついたら化粧くずれるううう！！」

直「あっ…ごめん」









「ふー…緊張するぅ」

慣れないスカートにそわそわしながら待機していた。
せめてもの救いは、ひざ下であるということだ。

タイツとひざ下のふわふわしたスカート。
ネックまである黒のニットとベレー帽。

かつらは前髪を目元までにして横の輪郭を隠す茶髪。

に加えてマスク。



俺が仕掛けるのはジェネ高の取材の撮影ということになっている。

俺は風邪ということになっていて、後日とるとメンバーには伝えてあり俺がこなくても不自然ではない。


あー…恥ずかしい…泣


いや、もうここは割り切ってノリノリで女性を演じよう！！



『Aさん！カメラに向けて意気込みを！バレると思いますか？』


「もうここまできたら、バレないようにノリノリで女性を演じたいとおもいます！！頑張ります！！」


『すっごく可愛いのでバレないと思います！』


「俺もそう思います！！」笑



『generationsのみなさん入られまーす！』



よし！！気合いを入れるぞおおおお！！

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