オーディション ページ2
汐恩のデビューオーディション当日
何も手につかないくらいずっとそわそわして
とにかく心が落ち着かなかった。
ーーｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
全く集中できなかった5限目の数学が終わり
教室が騒がしくなる
私は はぁ〜っと長く息を吐きながら椅子にもたれかかる
彩乃と颯太君が私の近くの席に座って
勝手に私の鞄からポッキーを出して食べはじめる
「あ、それ買ったんやった」
彩乃『休み時間の度にお菓子食べてるAが買ったことも忘れるとはね〜』
颯太『汐恩のことで頭いっぱいやもんな〜』
「緊張するんやもん。」
机に頭を伏せてうなだれていると
スマホが鳴った
急いで確認すると汐恩からだった
汐恩今おわった
Aお疲れ様。どうやった?
汐恩やれるだけの事はやりきった
Aやりきれたんやな。とにかく今日はゆっくり休み!
会話をするようにテンポよくやりとりを続けていると
彩乃がポッキーをボリボリ食べながら
彩乃『電話かけた方がはやない？』
と言って通話ボタンを押そうとする
「でも今終わったばっかで疲れてるかもやし、
ちょっと様子見てから…
と話している私の手からスルッとスマホを取って
通話ボタンを押された
「ちょっと彩乃！勝手に…
彩乃『あ！出たでA』
ほいっとスマホを渡される
彩乃を睨みながらスマホを耳に当てると
もしもし。と汐恩の声が聞こえた
「あっ…もしもし。今大丈夫やった？」
汐恩�爐Δ鵝�…あ、今学校か。��
やっぱり、少し声が元気のないように感じた
「あ、うん。まだあと一限あるんよ」
練習でここ数週間電話をしていなかった事もあり
久しぶりに汐恩の声を聞いて少しドキドキする
「終わったばっかりやのにごめんな」
汐恩�燹弔い筺�むしろよかった��
「ほんまに？」
汐恩��Aの声聞いたら一気に力抜けた��
「それいいことなん？笑」
汐恩�狢進�笑
あ、Aあのさ��
何かを言いかけた所で
ーーｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
休み時間が終わるチャイムが鳴った
「ん？」
汐恩�爐い筺�あとでまた電話するわ��
…なんの話だろう。
学校から帰って
スマホを開くと汐恩からメッセージがきていた
汐恩帰った?
A今帰ったで
すると
すぐに汐恩から電話がかかってきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 490人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「JO1」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
luvchim(プロフ) - 初めまして。結末を知っていても、何度読んでも涙で前に進めません。とっても良いお話をありがとうございます。何度も読み直してます。大好きなお話の一つになりました。ありがとうございます！！ (2021年1月19日 16時) (
レス) id: 1634567e36 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：s.a.o | 作成日時：2020年4月2日 2時
