検索窓
今日:14 hit、昨日:35 hit、合計:160,173 hit

日課 ページ17

番組が終盤に差し掛かる頃には







起きたらまずは汐恩に投票して





毎週木曜日の夜9時はバイトもなるべく入らないようにして日プを観る事が日課のようになっていた







大学から帰り


夜ご飯を作って


テーブルにパソコンとご飯を並べて置く





「あっ、はじまった」




練習生達が夢の為に奮闘している姿は本当に皆かっこよくて、キラキラしていて

汐恩だけじゃなく、全員デビュー出来ればいいな

なんて思いながら見ていた









番組を観ていくうちに





いつの間にか
この番組自体にもすっかりハマってしまっていた。









「あ、次汐恩のチームや。…頑張れ」




誰もいない部屋でつい、
画面の中の汐恩に声をかけてしまう




カッコいい衣装でバッチリメイクもして
激しいダンスを踊っている汐恩はどの角度で映ってもとんでもなくカッコいい








…って、完全に汐恩のファンやん、私。笑






(汐恩『彼女がファンって変やろ?笑』)



韓国で汐恩に言われた言葉をふと思い出した





「…私って汐恩の彼女なんかな」




画面の中の汐恩に向けて言うけど、その答えは当たり前に返ってくるわけなくて

少し胸が苦しくなる









.









莉子『昨日の日プみた?』





「みた!どのグループも良かった」





莉子も日プを観ていると知ったのはつい最近。





大学で授業を受けていると莉子が突然


莉子『ねえA。今ハマってる番組あるんだけどさ、投票してほしい子いるんだよね〜』



といって見せられたのは



produce 101 japan のサイトに載っている

白岩瑠姫君の写真で驚いた









それからは毎日話題は日プの話ばかりで
ファイナルも一緒にいる時に各自応募してみた









莉子『あ、ねえA
今日ファイナルの当選わかる日だよ?
当たって欲しいな〜あー瑠姫君に会いたーい』



もう通知来てるかも♪
と言いながらスマホをチェックする莉子






でも、
さっきまでニコニコしていた莉子の顔は
一気に暗くなった





「あーその顔ってことは」


莉子『うん。見事に外しました。』


ドンマイ〜
莉子に力なく言いながら
私もスマホを手に取り確認してみる



どうせ当たってないんだろうな〜…









って、








.









「えぇ!?

あ、当たってる…!」









最終回のファイナルの観覧が当たった


会場に行けるのは嬉しい

…でも、

きっと汐恩は私に気付かないだろうな


また胸が苦しくなった

ファイナル→←生まれる距離



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (160 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
490人がお気に入り
設定タグ:JO1 , 鶴房汐恩   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

luvchim(プロフ) - 初めまして。結末を知っていても、何度読んでも涙で前に進めません。とっても良いお話をありがとうございます。何度も読み直してます。大好きなお話の一つになりました。ありがとうございます!! (2021年1月19日 16時) (レス) id: 1634567e36 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:s.a.o | 作成日時:2020年4月2日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。