下手な強がり ページ28
11月
文化祭当日。
うちの高校は文化祭にかなり力を入れている
去年、中学３年の頃
私と彩乃は見学も兼ねてこの高校の文化祭に行った
学校の面影が無いくらい教室も廊下も全てに装飾が施されていて
まるであの有名な遊園地に行ったかのような気分になり高校生が出来るレベルではないと思った
いざ自分達がそれを作る立場になると、
思っていた以上に大変で放課後も毎日のように作業に追われた
私と彩乃のクラスはお化け屋敷で、
汐恩と颯太君のクラスはホストカフェ
うちのクラスもなかなか賑わっているが、
一際賑わっているのは隣の汐恩達のクラスだった
汐恩と颯太君が揃っていることもありB組には女の子達が溢れかえっている
普段は二人となかなか話せないからと学校中の女子達
もこぞってB組に集まっていた
文化祭終了のチャイムがなり、ぞろぞろとお客さん達が帰っていく
女の子達が
えーもうちょっといたーい。
とただをこねている中
汐恩と颯太君はありがとうなと手を振って教室から出てきた
やっと4人で合流。
彩乃『颯太が女子に愛想振りまいてるんほんまイヤ』
彩乃は今日はずっとそればかりでご機嫌ナナメ
スーツ姿の2人が廊下を通るだけで、
女の子達がざわついている
正直私も気が気じゃなかった
学校を出て
いつものように颯太君の家に4人で集まる
彩乃はむすっとしながら颯太君のベッドに寝転がる
颯太『彩乃ごめんな〜来年は絶対せえへん』
謝りながら彩乃の頭をなでる颯太君
…でも、颯太君
彩乃にヤキモチ焼かれて嬉しそうにみえるんだけど？笑
そんな2人を見て仲良いな〜と思いながら
ソファーに座ると隣に汐恩もドスッと座る
汐恩『Aも彩乃みたいにもっと嫌がってや』
私の肩に顔を乗せながらふてくされてる汐恩
「…嫌ちゃうもん。」
セットしていない汐恩のさらさらな髪をわしゃわしゃしながら言った
…本当は、かなり嫌だった。
それを見透かされてか、汐恩の口元が緩む
いつからこんなに4人でいることが、
汐恩といることが、
当たり前になったんだろう
もうすぐ、冬。
汐恩と過ごす、初めてのクリスマス。
私は
日頃の感謝も込めてプレゼントを渡そうと決めていた
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
