不機嫌な理由 ページ17
昇降口を出て鶴房君の自転車をとりに駐輪場まで2人で向かう
また後ろ乗る？と聞かれたが
今日はゆっくり帰りたいから歩きたいと言った
これまで、2人で帰る時は大体
彩乃と颯太君が放課後デートの日か
たまに鶴房君から誘ってくれる時だけだ
私から鶴房君を誘って帰るのは初めて
…なんだか鶴房君が嬉しそう。
それを見て私もあー誘ってよかったとほっとした
ニコニコしていた鶴房君が少し真面目なトーンになる
汐恩『…さっきAに告白みたいなのしとったのってAと同じクラスの奴やんな』
「あ、うん。」
鶴房君はちらちら私を見ながら話を続ける
汐恩『あいつとデート行くん？』
「んー。…多分、行くんちゃうかな」
汐恩『ふーん。…行くんや』
不機嫌そうに呟く
「…行って欲しくないん？笑」
と、ふざけてみると
汐恩『行って欲しくないに決まってるやろ。』
思ってもなかった返事がかえってきた。
汐恩『正直、ほんまに嫌。行ってほしくない』
今日の鶴房君はなんだか素直で、子供みたいだ
汐恩『俺の方が絶対Aと一緒におるし。
あいつなんかより俺の方が絶対、』
ムキになって言う鶴房君
「なんでそんなムキになるんよ笑」
最寄駅に着きベンチの横に鶴房君は自転車を止めた
2人でベンチに座る
汐恩『俺の方がぜっっっったい！
あいつよりAの事知ってるわ！』
そう言う鶴房君がおかしくてついあははっと笑ってしまう
笑っている私を隣で見つめてくる鶴房君
「本気でそこまでムキになる必要ないやんか笑
あーおもしろかった。」
ニコニコしている私をじっ…とまだ見つめている
「え。私顔になんかついてる？」
キョトンとしながら私が首を傾げると
汐恩『…もーほんまに可愛い。』
はぁ〜と深くため息をついた
一気に顔があつくなる
汐恩『ほんまに、Aあほなん？
…もー気づいてや。』
そのまま鶴房君がグイッと私を抱きしめる
突然の事で私はビックリして固まる
汐恩『俺の部屋で言われへんかったのずっと後悔しとった。
俺、入学してすぐのときから今もずっと
Aの事好きやねん。
めちゃくちゃ、好き
…絶対、誰にもA取られたくない』
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
