時が止まればいいのに ページ25
駄菓子屋に着き、
いろんな種類の花火が入っている大きめの花火セットと、
たくさんのお菓子やアイスも一緒に購入した
その頃にはもう空は真っ暗で、綺麗な星空が広がっていた
自転車で広場まで向かう
日も暮れて少し今日は肌寒く感じる
私はいつもより鶴房君の背中にくっついた
鶴房君の体温があったかくてすごい落ち着く。
広場に着き、自転車を止めると鶴房君と颯太君がすごい勢いではしゃぎだす
4人でいろんな花火を次々と付けていく。
こんなにも笑ったのは人生で初めてなんじゃないか。
と思うくらい笑った
とにかく一瞬一瞬がものすごく楽しくて、
幸せで、
もうずっとこのまま時が止まればいいのに
この先もこの4人でずっと一緒にいたいと思った
彩乃と颯太君がジュースを買いに2人でコンビニまで買いに行ってしまった
…鶴房君と2人きりになれた。
汐恩『あーまじでさっき笑ったわ』
「今日私もめっちゃ笑ったな〜」
汐恩『Aがあんな笑ってるとこ初めてみた』
「もー鶴房君と颯太君ふざけすぎなんやもん笑笑」
不意にぎゅっと手を握られる
汐恩『なんかAが笑ってて嬉しなったわ』
「なんで嬉しなったん？」
汐恩『理由は説明できへん笑
ただ、ずっと笑ってて欲しいと思った』
そんなことを言ってくれるのはきっと鶴房君くらい。
鶴房君は本当に優しい。
嬉しすぎて、幸せ者すぎて、
なんか今泣きそうや。
「じゃあ
鶴房君がもっと面白くなってもらわんと笑」
ごまかすようにわざとふざけた
2人の心地良い時間が過ぎていく
でも
鶴房君が、突然黙る
2人の間に沈黙が続く
鶴房君の今までとは違う、空気感
真剣な顔つきで私を見つめる
どういう事を意味するのか、
すぐに分かった
心臓がバクバク鳴ってる
そのままゆっくりと鶴房君は私に近づいて
私の視界が鶴房君でいっぱいになる
そのままゆっくりと目を瞑る
そして
鶴房君の唇が
私の唇と重なった
私達はこの日、初めてキスをした
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
