花火大会�� ページ21
花火大会当日。
約束の時間まであと少し
彩乃に着付けをしてもらう
彩乃のご両親は夫婦で美容室を営んでいる。
その影響もあってなのか、彩乃もすごく手先が器用で
将来は彩乃も美容師を目指している
今日の彩乃は特別気合が入っていた
私が髪をくるっと上の方で軽く結んでいると
彩乃『え、それでいくとか言わんよな？せっかくの初花火大会やで？！ちょっと貸して！！』
と、凄い勢いでヘアゴムを奪われた
彩乃に付き合った事を報告すると
私以上に喜んでくれて、何度も何度も本当に良かった。おめでとうAと言ってくれた
…本当にいい親友を持ったと思う。
彩乃『よし！完璧。初デート楽しんできい！』
着付けが終わり私は彩乃にお礼をいって
待ち合わせ場所の
花火大会の会場の近くにある神社まで向かう。
彩乃から借りた浴衣は、
白基調でまばらに鮮やかな色のアサガオが描かれているデザイン
髪は前髪をあげて全体にゆるく編み込みをして後ろの方でふわふわのお団子にして飾りも付けてくれた
慣れない浴衣と普段ではなかなかしない髪型に照れ臭さを感じる
待ち合わせ時間より少し前に到着した
キョロキョロ辺りを見渡すと
人混みの中から私を探しているような素振りをしている鶴房君を見つけた
下駄でちょこちょこと小走りして鶴房君の方へ駆け寄る
「鶴房君ごめん！待った？」
声に気づいて私を見た途端、
鶴房君の顔がものすごく赤くなって手で顔を隠す
汐恩『やばい。…ほんまに、可愛すぎてどうしよ。』
カァーっと顔が赤くなる
彩乃、ありがとう………！
「ほんまに？ よかった。
彩乃が着付けとか髪もやってくれたんよ。」
にこにこ話しながら鶴房君を覗き込む
でも、全然目を合わせてくれない。
「…鶴房君、聞いてる？」
汐恩『ちょ、まって
ほんま可愛すぎて見られへんから』
と言って本気で顔をかくす鶴房君
その反応が嬉しくて私は無理やり顔を覗き込んだ
鶴房君の顔がびっくりするくらい真っ赤っかで
耳まで真っ赤になっていた
汐恩『もー、さ。
こんな可愛い子が俺の彼女でいいんかなって。
…ほんまに今日のA可愛い、です。』
ううん。それは私の台詞だよ
鶴房君の彼女になれて、本当に幸せ。
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
