【おそ松さん（幼児松）】赤塚幼稚園【短編集】

あーん〜長兄松〜 ページ7

おそ松・カラ松「うわぁんっ！」

いきなりおそ松くんとカラ松くんが泣きだしたため、

私は遅いで二人のところに向かった。

A「どうしたの！？」

そう言うと、おそ松くんは涙目で

おそ松「こりぇ…。」

と、おそ松くんが指を指したところには細長くされた、緑色の食べ物

……ピーマンがあった。

…なるほど…。

A「二人とも、ピーマン苦手なの？」

そう聞くとゆっくりと首を縦に振った。

カラ松「だって…これ…にがい…。」

A「そっか…。」

う〜ん…なるべくなら食べてほしいんだけどな……。

どうしよう……。

おそ松「……たべる…！！」

私が困っているのに気が付いたのか、おそ松くんが唐突に言ってきた。

A「ほんとに！？」

よかった…。食べてくれる気になって。

そんな事を思っていると、おそ松くんが一言付け足した。

おそ松「Aせんせいがあーんしてくれたら、たべるっ！！」

と、少し目を輝かせながら言った。ふふっ、可愛いな。

なんて思いながら私はフォークにピーマンをさし、おそ松くんの口に運んだ。

A「はい、あーん！」

おそ松「んっ！」

A「ちゃんと食べれたね、偉いよ！」

おそ松「えへへ〜。」

そう言っていると後ろから服を引っ張られた。

カラ松「…てーちゃー……おれにも……。」

と言いながらピーマンを眺めていた。

A「うん！いいよ。はい、あーん！」

カラ松「んっ！…えらいか！？」

A「うん！偉いよ、カラ松くん！」

カラ松「へへっ。」

これをきっかけに、ピーマン食べれるようになってほしいな…。

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