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おやつ〜110松〜 ページ4

一松「あ…あのさ…とどまつ…。」

トド松「どうしたの?いちまちゅおにいちゃん。」

一松「その……お…おやつ…わけてくれない…?」

トド松「なんで!?いやだよ!!いちまちゅおにいちゃんのぶん、
  ちゃんとあるでしょ!?」

一松「おねがいっ!!」

トド松「いやだって、いってるでしょ!!ひとのものまでとらないでよ!!」

トド松くんの大声が聞こえて、急いで二人のもとに私は向かった。

A「どうしたの?」

トド松「しぇんしぇい、あのね、あのねっ!いちまちゅおにいちゃんが、
  ぼくのぶんのおかしまで、とろうとしてるのっ!!」

A「一松くん、どうしてトド松くんのおやつが欲しいの?」

一松「……。」

トド松「いちまちゅおにいちゃん、あまいのだいすきだから、
  このくっきーがもっとたべたいだけでしょ!?」

一松「ち…ちがうっ!!」

トド松「ほかになにがあるっていうの!?」

一松「そ…それは……。」

A「トド松くん、理由も聞かずに攻めたらダメだよ?」

トド松「…はい…。」

A「一松くん、理由…聞かせてくれる?」

一松「………。」

一松くんはしばらく悩んでいたみたいだったが、

少しして、コクンッと首を縦に振った。

一松「…ついてきて…。」

そう言われ、一松くんについていった。

一松「……ここ…。」

そうしてついた場所は、幼稚園に生えている、大きな木の根元だった。

トド松「なんでこんなところがおやつとかんけいするの!?」

一松「…このこ…。」

一松くんが指を指した先には、一羽の小鳥がいた。

その小鳥は少し衰弱しているようだった。

一松「このこに…これ、あげたら…げんきになるかなって…。」

そう言いながら一松くんはポケットからハンカチを取り出した。

そのハンカチを開くと、粉々に砕いたクッキーがあった。

トド松「それって…!」

一松「…ぼくのぶんの…くっきー…。」

トド松「…そっか…。いちまちゅおにいちゃんは…このこを…たすけようと…。
  ごめんね…ひどいこといって…。」

一松「ううん、こっちこそ…ごめん…。」

その日から、この幼稚園に仲間が一人増えた。

そう、その小鳥を飼うことにしたのだ。

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まなたん(プロフ) - むーささん» 本当になぜ妄想時間がないのだろう...???それか2時間目と4時間目と6時間目に妄想時間作ってください(真顔) (2019年6月2日 16時) (レス) id: f814264df5 (このIDを非表示/違反報告)
むーさ(プロフ) - まなたんさん» 欲しいですよね…ww (2019年6月2日 16時) (レス) id: e30044e1be (このIDを非表示/違反報告)
まなたん(プロフ) - むーささん» 先生、授業が終わったら60分くらい妄想時間ください(真顔) (2019年5月6日 18時) (レス) id: f814264df5 (このIDを非表示/違反報告)
むーさ(プロフ) - まなたんさん» 私もですw (2019年5月6日 18時) (レス) id: e30044e1be (このIDを非表示/違反報告)
まなたん(プロフ) - むーささん» もうずっと妄想の中がいいですw (2019年4月30日 17時) (レス) id: f814264df5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むーさ | 作者ホームページ:http://Yuririnandnon@docomo  
作成日時:2017年11月17日 17時

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