一緒。4【灰谷兄弟】

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兄ちゃんが戻ってきて、少しお話していた


…ｺﾝｺﾝ


ドアをノックする音が聞こえた


竜「？誰だ？ちょっと見てくるわ」


竜兄ちゃんが席を外す


『誰だろ〜？』


蘭「誰だろ〜な〜？」


竜「A〜！見舞い来てくれた人がいるぞー！」


私のお見舞いに来てくれたらしい

誰だろ！


『誰〜！！？』


竜兄ちゃんについてきたのは、頭の横を刈り上げた黒髪の男…


『あ！ココ！！』


九「よ、大丈夫か」


ココだった

手には大きな紙袋


九「これ、見舞いの品。冷蔵庫に入れとくぞ」


果物だった


『ありがとう！ココ顔の怪我もう大丈夫なの？』


ココは乾と殴りあってたからな、


九「……あぁ、大丈夫だ。ありがとな」


『それなら良かった』


九「じゃあ俺はやることあるから、じゃあな」


『ん、バイバーイ』


ココは病室を出て行った


その日からは毎日兄ちゃんたちがお見舞いに来てくれて寂しい思いをすることは無かった


２ヶ月後、折った骨も綺麗に治り、無事退院することが出来た


『久しぶりの家〜マジ家良いわ〜』


フカフカのソファにダイブする


『竜兄ちゃんのオムライス食べたいな〜』


竜「ハイハイ、ちょっと待っとけ」


そう言って作ってくれる

１０分後、ケチャップの良い香りとともに、竜兄ちゃんの声が聞こえた


竜「出来たから座れ〜」


『やった〜！いただきまーす！』


オムライスを口に運ぶ

病院食もまぁまぁ美味しかったがやっぱ竜兄ちゃんのご飯の方が何倍も美味しい

暫くオムライスを食べていると、蘭兄ちゃんが口を開いた


蘭「なぁ…兄ちゃん達新しく”関東卍會”ってチームに入ることにした」


食べ進めていたスプーンを止める


『”関東卍會”？なんか東京卍會と名前似てるね』


蘭「正直そのチームにお前を入れたくはない。けど、俺らが入るって言った以上、何がなんでもAも入るんだよな？笑」


『当たり前じゃん、兄ちゃん達が入って私が入らないなんて選択肢ないから。それに、もし仮に私に内緒で入ってたとしても必ず突き止めて入るからね』


そう言うと、二人は笑った


蘭「分かった笑、じゃあ近いうちにアジト行くからそんこと頭に入れとけよ？」


『はーい。ってか竜兄ちゃんのご飯マジウメェ』


私は再び、スプーンを動かした

ーー

マイキーのどうしても”卍會”を入れたい感がすごい笑笑

なんか可愛い……

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