一緒。4【灰谷兄弟】

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今日は９月９日

東卍との、決戦の日

アジトの外には部下が、アジト内には幹部が、総勢５００人程


『皆ピリピリしてんねぇ』


特にマイキー

まじでヤバい



三「もうすぐ時間だ。さっさと用意しろ」


抗争は夕方、日の入りの頃から

外を見れば、もう日が傾いてきている



マ「行くぞテメェら！！」


ボスの声と共に、幹部達は一斉に歩きだした


アジトの外にはむさ苦しい男連中ばかり



マ「おいテメェら！！！東卍は２つもいらねぇ！！！日和んじゃねぇぞ！！行くぞ！！！」

「うぉぉおぉおおぉお！！！！！」


地面が揺れるほどの声

私のテンションは極限にまで上がった



―――旧湾岸貨物操車場


『二代目東京卍會…一体何人なんだろうねぇ』

蘭「さぁ…？でもこの前出来たばっかだし少ないんじゃない？ってか、調べなかったの？」

『調べるまでもないよ。だって関東卍會は強いんだもん。できたてホヤホヤの東京卍會なんかに負けるわけないじゃん。これはハンデよハンデ。それくらいしなきゃ東京卍會が可哀想よ笑笑』

蘭「言うようになったね笑笑」

『それ自分でもおもっ……来た』

蘭「え？」

『来たよ、東京卍會』


ﾌﾞｫﾝﾌﾞｫﾝ…と小さなバイクの排気音が聞こえる

それは次第に大きくなってきて、姿を表した


蘭「え、少な…」

『わぁお…思ってたより少ないな』


ざっと５０〜６０人ぐらいだろうか

こんなに少ない暴走族は初めて見た


『…勝ったな、兄ちゃん。家帰ったら見たい映画あるから借りて見ようよ』

蘭「お、いいねー♡」

竜「兄ちゃん…これ一応抗争中…」


竜兄ちゃんが何か言ってるがまぁいいや


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