１５１ ページ16
.
三「ンだよ急に呼び出して」
『この前言ってた相手。お願い』
この前会った旧湾岸貨物に三途を呼び出した
三「アァ”？ンなの二人に頼めばいいだろうがァ」
『そうなんだけど、二人のやり方は普通の人とは全然違うくて全く練習にならない。そもそも多分させてくれないと思う』
だって、兄ちゃんが私を殴れるわけないじゃん？というと三途はあー…と納得したような表情になった
三「加減しねぇからな」
『いーよ』
ザッ、という地面を蹴る音と共に駆け出した
先手は三途だった
どこで拾ったのか分からない鉄パイプを容赦なく私の左頭に横振りした
咄嗟に仰け反って避ける
身体のバネを使って跳ね起き、距離を置くための回し蹴りをする
そして間を入れず距離を詰めて首に飛び蹴り
三「ガッ……！」
『取ーり♡』
蹌踉めいた所を仕留めよう、そう思い頭に蹴りを入れようとすると足首を掴まれた
そしてそのまま地面に叩きつけられる
『ッぁ”……！！！』
三「ザマァねぇな」
私の身体に馬乗りになる三途
振り下ろされる鉄パイプ
『………ぁ』
「A!!!!やめろマイキィィィィ!!!!!」
なに、これ
私、こんなの知らない
誰？貴方は誰？
なんで私の名前を叫んでるの？
なんでボスの名前を叫んでるの？
でも、今はこれに集中しないと
運良く私の近くにも鉄パイプが落ちてあった
それを拾い上げ、振り下ろしてくるそれを弾き飛ばす
三「なっ…！！？」
一瞬力が弱まった三途の鳩尾に突きを入れ、退かす
そして竜兄ちゃんから教わった関節技、アンクールホールドをかける
勿論、壊さない程度に
三「いっでぇ！！！！！折れる折れる折れる！！！！」
『負けなら負けと言え！！！』
三「っっ〜〜〜〜………！！！！負けだ！！！俺の負けだ！！！分かったらさっさと止めやがれ！！！」
降参したのか、そう叫んだ三途
私がパッと手を離すと足を抑えながら私に怒鳴った
三「痛ェんじゃボケぇぇ！！」
『手加減しねぇ言ったのはアンタでしょ！！』
反論するものの、さっきのは流石にやりすぎたかもしれない
『ねぇ、折れてない？』
三「折れてねぇ」
良かった
『あ、この前のチーズケーキどうだった？美味しかったでしょ』
三「甘ったるいワ」
そんなに甘かったかな？
まぁ、食べてくれたなら良いや
『今日ありがとう、助かった』
三「おー」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽ - ふらんそわ。さん» 月宮莉夢って検索したら結構出てきますよ！ (2022年6月29日 12時) (
レス) id: a66773a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - ぽさん» え！？また読も！！楽しみ💕 (2022年6月29日 0時) (レス) id: 203da5f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - ふらんそわ。さん» 月宮莉夢さんの作品はギャグでおもろすぎる！合作も面白いですよ！ (2022年6月28日 9時) (レス) id: a66773a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - ぽさん» あ！ウチもそれ読んだことあるかも！超面白いよね！！ (2022年6月26日 22時) (レス) id: 203da5f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 月宮莉夢さん» もしかして月宮莉夢さんって配達先が反社だった件とか作ってる人ですか？あの作品大好きなんです！ (2022年6月26日 13時) (レス) id: a66773a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふらんそわ。 | 作成日時：2022年5月1日 16時
