150 ページ15
三途side
『ん〜〜〜………!!やっぱ人の金で食う飯ほど美味いモノはないわ〜〜』
クソみたいな事を言いながら小籠包を食べ進めるコイツ
その姿は、まるで幼い子どものようで、先程の冷たい、何もかもを見透かしているような眼とは違う
やっぱり兄に似て、頭が切れるのだろう
コイツは、三天戦争の後、マイキーに殴られて記憶喪失
しかも、全部の記憶をではなく、天竺が解散した後からの記憶がごっそり抜けている
だから、
なのに、言い当てた
俺が隠してきた事を、一発で
あの時の冷たい目
冷たい声
思い出しただけでもゾクゾクする
プルプルプル…
『もしもし〜』
Aが電話にでる
蘭<今どこ〜?>
『ん〜とねぇ、三途にご飯奢ってもらってる。やっぱ人の金で食う飯は違うわ。じゃ、切るね』
プチッ、と電話を切って再び小籠包に齧り付くA
三「なんか…お前さ、アイツらの扱い雑になってきた…??」
『え?今はタダ飯の方が大事っしょ。後で蘭兄ちゃんにはモンブラン買うしいいっしょ』
…アイツモンブラン好きなのか
それからは俺も目の前の飯に集中した
確かに美味ぇ
「ご会計5万1463円になります」
『ごちそーさま』
俺の財布から諭吉が五枚なくなった
項垂れる俺を他所に、Aは超ニコニコ
その後はモンブランを買いに行った
Aは10個買っていた
『最後にさ、行きたい所あるからついてきてよ』
しょーもねぇ所だったらぶっ殺す、なんて思いながらついていった
一応、コイツは女だからなんかあった時ヤバそう
ま、ヤバいのはコイツを襲った側だろうけどな
三「銀座…?」
『そ、ちょっとここで待っといて。すぐに戻ってくるから』
そういってAはパタパタと走って行った
数分して戻ってきたAの手にはケーキの箱
『はい、コ○ジコーナーのチーズケーキ。ここのチーズケーキ美味しいんだよ』
受け取った箱は、やけに重かった
その後は、解散した
家に帰って箱を開けるとチーズケーキが3個
そのうち一つを皿に取り分け、テーブルに運ぶ
フォークで小さく切りわけ、口に運ぶ
三「相変わらず不っ味ィなァ」
甘ったるいケーキのはずだが、いくら食ってもしょっぱい味しかしなかった
―――
チーズケーキの話、ファンブックを読んだ人なら分かるかも…!?
てかファンブックヤバすぎてずっと叫んでた笑
.
190人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽ - ふらんそわ。さん» 月宮莉夢って検索したら結構出てきますよ! (2022年6月29日 12時) (レス) id: a66773a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - ぽさん» え!?また読も!!楽しみ💕 (2022年6月29日 0時) (レス) id: 203da5f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - ふらんそわ。さん» 月宮莉夢さんの作品はギャグでおもろすぎる!合作も面白いですよ! (2022年6月28日 9時) (レス) id: a66773a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ふらんそわ。 - ぽさん» あ!ウチもそれ読んだことあるかも!超面白いよね!! (2022年6月26日 22時) (レス) id: 203da5f8a9 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ - 月宮莉夢さん» もしかして月宮莉夢さんって配達先が反社だった件とか作ってる人ですか?あの作品大好きなんです! (2022年6月26日 13時) (レス) id: a66773a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ふらんそわ。 | 作成日時:2022年5月1日 16時