一緒。３【灰谷兄弟】

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瓦「すげぇうまかった！！」

『良かった、また食べに行こうね』

昼ごはんを食べ終わり、店を出る

『どこか行きたい所ある？』

瓦「う〜ん………あ、服見に行きたい！！」

『じゃあオススメの服屋連れてってあげる』

私達がいつも使ってる所

恐らく千壽にも似合う
似合わなかったら似合わなかったで他のところに連れて行く

『ここだよ』

瓦「うっっわ！！！すげぇ！！」

「いらっしゃいませ、灰谷様。そちらのお嬢様はお友達で御座いますか？」

『どうだけど』

瓦「え！？Aここでも”オエライさん”か！？」

『ここも常連だよ〜。この人いっつも私達に良くしてくれるの〜。ね？』

「はい。そちらのお嬢様のお洋服でしょうか」

『そうだよ〜。じゃあねー』

「ごゆっくりお楽しみ下さい。何かアレばぜひ私共にお申し付け下さいませ」

私は千壽を連れて色々回った

瓦「これ可愛い！！！」

『え”』

この買い物で色々分かったことがある


千壽のセンスはクソダサい
トップス・アウター・ボストムが全ッッ然あってないもん！！
カラーが統一されてなくてぐちゃぐちゃなの！！

でも、こんな事千壽に言えるわけない

だってッ…だってッ……！！


瓦「わぁぁぁぁ……！！！！これもすげぇ可愛い！！！！なぁ！！これとこれ一緒に着たら絶ッ対ェ可愛いよな！！！」


目ェめっちゃキラキラしてるもん！！！！

これに『うぇ〜ｗ千壽センスくそダサェなｗｗｗ』なんて言ってみ！！？

泣くよ！！？千壽泣いちゃうよ！！？

私そんなの嫌だよ！！？

どうしよう……どうしよう…！！

『可愛いね！！でもね、その組み合わせよりもっと可愛いの私知ってるよ？』

一か八かッ…

瓦「え！？何だって！！？知りたい知りたい！！」

良かったぁぁぁぁぁ………！！！！

純粋な子で良かった…！！

『これとね、これを合わすと…』

瓦「うわぁぁぁ！！可愛いぃぃ！！！」

アナタの方が可愛いよ…(泣)

まぁ、なんやかんやあったが千壽との買い物は終わった

千壽を駅まで送る

瓦「今日すげぇ楽しかった！」

『私も、初めての女の子の友達だからすごい楽しかった』

瓦「なぁ……」

『なーに？』

瓦「ジブンとAはチーム違うし、敵同士だし、いつか戦うこともある。けど、今日はすげぇ楽しかった。また、一緒にお出かけ、してもいいか…？」

『…ッ良いよ！！私またお出かけしたい！』

瓦「約束な！！」

『うん！二人だけの約束！』


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