sansayin少女達~17~ (ページ8)

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第七百五十話ページ8

綾乃side

勝利くんが勢い良く、病室を出て行った。

綾乃「健人くん、ふまたん、

花音の気持ち、落ち着かせて … ？」

そう言った後、僕は

直ぐさま、勝利くんを追いかけた。

あの小僧 … どこ行ったんだよッ …

辺りを見渡しながら、

走り、探し続けた。

すると、勝利くんらしき人が

トボトボ歩いていた。

近付くと、勝利くんで。

勝利「 … 何言ってんだよッ …

本音じゃないのにッ … 」

完全に、自分を攻めていた。

小さく震えていて。その震えを無くそうと

僕は後ろから抱きついた。

綾乃「勝利くん。花音も、

さっきの言葉が本音じゃないことは

知ってる。今なら、間に合う。

謝ろう … ？」

すると、少し、戸惑っていた。

勝利「 … 最低だよなッ …

本音とは裏腹の言葉言って、

花音を、傷付けて。」

綾乃「分かってくれるよ。

花音なら、勝利くんを許してくれるよ

花音、勝利くんの事大好きなんだよ … ？」

勝利「もし、あの言葉で

嫌いになってたら … ？」

綾乃「花音の、勝利くん愛は

そんなに、軽くない。」

勝利「怖いよッ … 」

そう言うと、勝利くんが涙を流した。

僕は、何も言わず、

手で涙を拭き取った。