一緒に暮らすことになりました。 (ページ3)

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光 side

俺たちが一緒に暮らしはじめたのは3年前。

血は繋がってない。

俺たちは施設で出会った。
『ひだまり』っていう名前で、中学校を卒業するまではそこに居れる。

いのちゃん、高木、俺、薮の四人は、施設を出てから独り暮らしをしていたんだけど、
それでも、たまに施設に遊びに来ていた。

そして、施設に居る子達と一緒に遊んだりしていた。
施設には、小学生の子が多かったけど、侑李とか涼介とか、小さい子もいた。
みんなで遊んでいたから、年が離れてても９人みんな仲がいいんだ。

だけど、ある時、施設に居る子供たちを二つに分けないといけなくなった。
施設の子供たちが増えたから、移動させないといけなくなったらしい。

その話は、俺たちが施設に居るときにみんなに話された。

小さい子たちは、最初は理解できなかったみたいだけど、
分かりやすく説明すると、理解してくれたみたいだった。

でも、誰が移動する、とかは伝えられていなかった。

圭人たち5人はめっちゃ仲がいいから、離れさせないでほしいな。

そう思ったとき。

？「やだ！」

声のした方を向くと、涼介だった。

涼「ゆーりとバイバイするのはいや！」

そういって泣き出してしまった。
隣にいた侑李も一緒に泣き出してしまった。

小さい子相手にどう説得させるか悩んで、その二人を一緒にすればいいか、
と思ってあやそうとしたら、今度は大ちゃんも泣き出して、大変なことに。

泣き止ませようとしてもなかなか泣き止まない。

とりあえず、三人を別室につれていって、話をすることにした。