番外編 ページ29
うらたぬきさん、お誕生日おめでとおおおおおおおおおおお！！！
ということで、番外編です。←
※二人は付き合ってる設定でお願いします。
*
「わたる、誕生日おめでとぉぉぉおおお！！」
「うわぁ！」
ガチャ、と扉が開くと同時に、出てきた渉にぎゅっと抱きつく。
本日は私の彼氏、浦田渉の誕生日なのだぁぁーー！！というわけで、渉の家に押し掛けてやったぜ。
「………A、」
「ん？」
頭に置かれた手に安心感を覚えながらも、返事をする。
「………んー、すきぃ。」
「…………え。」
…………なにがあった。
突然囁かれた甘い言葉に胸がドキリとはねあがる。けれど、彼は普段からこういうことを積極的に言う人じゃぁない。絶対おかしい。
胸板に埋めていた顔をあげると、思わず、うっ と言葉に詰まった。
「………渉、もしかして…………
酔ってる？」
「……えー、酔ってないよぉ？」
微妙に赤く染まっている顔、そしてふわふわと回らない呂律で答えられ確信した。こやつ、酔ってやがる。
「何飲んだの………。」
未成年だぞ。やばいぞ。
しかし、渉は質問に答えることなく、私の腕を掴み、物凄い力で引っ張ってきた。
抵抗する間もなく、そのまま部屋に連れこまれてしまう。
「ねぇ、渉！！聞いてる？」
未だ掴まれている腕。危機感を覚えて大声で話しかけるけど、これまた反応がない。
「座って。」
そう言って彼が指差したのは、緑色のソファー。大人しく座ると、突然翠の瞳が近づいてきて、ガシッと後頭部を固定された。
「え、ちょ....ん！」
そのまま乱暴に私の唇に彼の唇が押し当てられた。突然のことに、私はただ目を見開くことしか出来なくって。
ただただ、至近距離で視線をぶつけ合うだけだった。
そのままの体制で、何秒こうしているのか分からなくなった時、唇から温もりが去った。
ぜえぜえ肩で息をしながら、自分でも頬が真っ赤になっていることが分かった。
恥ずかしい、それ以上に、嬉しい。
酔っていても、渉は渉だから…、彼氏にこーゆーことされて嫌な訳がない。
……でも、酔った勢いでするのは、違う気がするから。
「渉……一回落ち着いて。」
「A。」
突然名前を呼ばれて、驚いて顔をあげると、そこにはトロンとした顔つきの渉がいて。
ぞわり、と背中に変な力が入った。
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嗄乃 - ホシグモさん» コメントありがとうございます！ぐへ……ぐへへ……(変態)ついにデレ浦田さんを書くときがっっ！！ (2018年7月31日 9時) (
レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
ホシグモ - お？お？お？うらたさん…！あなたまさか…！いや〜実に続きが楽しみですね〜（ニヤニヤ） (2018年7月31日 0時) (レス) id: c0bf021662 (このIDを非表示/違反報告)
嗄乃 - エデンの園さん» うわぁああ、そのように言って頂けて嬉しいです！！更新ペース遅くて申し訳ないです…。夢主ちゃんと浦田さんを早くくっつけちゃうためにも、バンバン更新したいです！！いや、します！！ (2018年7月30日 20時) (レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
エデンの園(プロフ) - めっっっちゃ面白いんですけど！！大好きです！！頑張ってくださいね！！ (2018年7月30日 6時) (レス) id: 897b34fdb6 (このIDを非表示/違反報告)
嗄乃 - ホシグモさん» いつもコメントありがとうございます！！うーん、恋をしたことがない超鈍感夢主ですからね...。気づくのはまだまだ先になりそうです(笑) (2018年7月10日 22時) (レス) id: 500f12b7ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗄乃_さの | 作成日時：2018年6月9日 21時
