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「んで千冬のやつがさ」









『ほんっと、場地は千冬が大好きですね〜』






「うっせ、ちげえし!」





『はいツンデレ〜!!』









あれから何時間話しただろう、パーちんの話や千冬の話、この前の期末テストの話

数学が15点で、この前より4点あがったとか
ほんと、しょーもない話をたくさんした


でも場地と話す時間は久々に楽しかった
佐野と一緒にいた頃みたい、


最近は笑ってなかったのに気がつけば
お腹が痛くなって声が出ないくらい笑ってた









「お前、やっと笑ったな」









最近元気ねぇって三ツ谷から聞いてたから、
俺結構心配してたんだぜ?








「だってお前泣き虫だからな、昔から」








私の頭をわしゃわしゃ撫でる場地
千冬と違って私は犬じゃないからやめて、って場地の手をどかそうとしたけど、やめた









「なんだお前、泣いてんの」









『ば、ばじぃぃぃ』








「ほーら、やっぱり泣き虫」と私の涙を拭いニカッと笑う場地。あーほんとに三ツ谷といい場地といい、私は良い友達を持ちました。お母さん









「俺がお前に会ったのは、お前を笑わすためだったんだぜ」







私の口角を人差し指でぐいっと上げる場地









“だから笑えよ、な?”









「お前は笑ってる方がいい」









_________




no side









「場地、今日あいつの様子見に行ってくれてたんだろ?ありがとな」









「ん、別に大したことじゃねーよ」









地面に転がってる小石を軽く蹴飛ばしながら喋る場地、もう1人の男はそんな場地を見ながら沈んでいく夕日に照らされていた









「お前もあんま抱えんじゃねーぞ」









「何言ってんの場地、俺は大丈夫」









「嘘つくんじゃねぇ、俺にはわかるっつーの」








お前元気ねぇよ、と立ち止まる場地








「別れる以外にもあいつを守る方法はあっただろ、なのになんでお互いが辛い方「場地」









「俺さ、決めたんだ。もう大切なやつ傷つけねぇって」









「だからお前もいなくなんなよ」









そう言うと立ち去っていった
残された場地はその背中を見守るしか無かった









「お前が一番辛れぇの、みんな分かってんだわ






_____なぁ、マイキー」

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作者名:三ツ谷サイダー | 作成日時:2021年8月23日 13時

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