. ページ8
.
「んで千冬のやつがさ」
『ほんっと、場地は千冬が大好きですね〜』
「うっせ、ちげえし!」
『はいツンデレ〜!!』
あれから何時間話しただろう、パーちんの話や千冬の話、この前の期末テストの話
数学が15点で、この前より4点あがったとか
ほんと、しょーもない話をたくさんした
でも場地と話す時間は久々に楽しかった
佐野と一緒にいた頃みたい、
最近は笑ってなかったのに気がつけば
お腹が痛くなって声が出ないくらい笑ってた
「お前、やっと笑ったな」
最近元気ねぇって三ツ谷から聞いてたから、
俺結構心配してたんだぜ?
「だってお前泣き虫だからな、昔から」
私の頭をわしゃわしゃ撫でる場地
千冬と違って私は犬じゃないからやめて、って場地の手をどかそうとしたけど、やめた
「なんだお前、泣いてんの」
『ば、ばじぃぃぃ』
「ほーら、やっぱり泣き虫」と私の涙を拭いニカッと笑う場地。あーほんとに三ツ谷といい場地といい、私は良い友達を持ちました。お母さん
「俺がお前に会ったのは、お前を笑わすためだったんだぜ」
私の口角を人差し指でぐいっと上げる場地
“だから笑えよ、な?”
「お前は笑ってる方がいい」
_________
no side
「場地、今日あいつの様子見に行ってくれてたんだろ?ありがとな」
「ん、別に大したことじゃねーよ」
地面に転がってる小石を軽く蹴飛ばしながら喋る場地、もう1人の男はそんな場地を見ながら沈んでいく夕日に照らされていた
「お前もあんま抱えんじゃねーぞ」
「何言ってんの場地、俺は大丈夫」
「嘘つくんじゃねぇ、俺にはわかるっつーの」
お前元気ねぇよ、と立ち止まる場地
「別れる以外にもあいつを守る方法はあっただろ、なのになんでお互いが辛い方「場地」
「俺さ、決めたんだ。もう大切なやつ傷つけねぇって」
「だからお前もいなくなんなよ」
そう言うと立ち去っていった
残された場地はその背中を見守るしか無かった
「お前が一番辛れぇの、みんな分かってんだわ
_____なぁ、マイキー」
242人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:三ツ谷サイダー | 作成日時:2021年8月23日 13時