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その名も『ダチョウ人間』 ページ47

「美堂さんはグラシエだったのか〜!」
「ええ、そうです」
「よろしくなっ!」
「よろしくお願いします!」
「もうこのままでいい気もしてきたし!いっか」
「林檎がそう言うならそうするしかねえか…」

美堂加入に沸く無花果たちだったが、背後でドン、という鈍い音がして振り返ると、そこには眼光鋭い女子高生が立っていた。茶色がかった髪には派手な桃色のメッシュまで入れている。

「そこジャマ」
「あら、ごめんなさい」

軽く舌打ちをして女子高生が通り過ぎると、林檎が眉をひそめて声を上げた。

「ガラ悪ぃ〜」
「そういうお前こそ、自分の髪の毛見てみろ!真っ赤じゃねえか」
「ああ、これは自毛なの。あはは、びっくりした?」
「「「えええっ!!!」」」
「自分でもよく分からないけど、小さいころから真っ赤みたいだよ」
「世の中って、広いんですのね…」
「同感同感」

その瞬間、林檎は女子高生の向かった方向へと全速力で駆けて行った。

「ちょ、ちょっと!林檎!」
「林檎ちゃんったら…もう」

無花果たち4人も追いかけるが、林檎のスピードには追い付けるはずもなかった。さすが野生児。その運動神経とカンは並じゃない。無花果は素直に感動した。地球って不思議。何よ、あの速さ。まるでダチョウじゃない。

「お〜い!そこの女の子〜!」
「…へ?」

振り返った彼女は思わずギョッとした。無理もない、後ろから真紅の髪を持つダチョウ人間が全速力で追いかけてくるのだから。

「ギャ〜ッ!ダチョウ!」
「名前は〜!」
「はぁ、はぁ…苺!」
「苺?いちごちゃん?」
「はぁ…そうよ!」

今やその場にいる全員がこの鬼ごっこを見守る中、苺は必死で逃げながら質問に答えた。

―――何このダチョウ。アッタマおかしいんじゃないの?

「ちょっと、ストップ!」

言われるままに苺は立ち止まり、後から椰子たちも駆けてきた。

「あんた、何?」
「苺ちゃん…だよな」
「苺でいい」
「じゃあ、苺」

そして、次に林檎が言った言葉が、椰子・無花果・冴花・美堂の表情を完全に凍りつかせた。

「あんた、私たちの仲間になんなさいっ!」
「「「「うおおおおいっ!!!」」」」

グラシエ、苺→←電撃加入


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紅映(プロフ) - 見た瞬間腹筋崩壊wwワロタww (2011年8月24日 17時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけ - あほすぎるだろwwwww (2011年8月24日 16時) (レス) id: a3f2b589f8 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - つみはし、右足のひざ下の方骨折してるみたいで、風呂掃除の長靴みたいな水色のやつはいてたww (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - あははwwふりかけじゃないんだから!喧嘩は売りませんw (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
海原 ハナ - 喧嘩かぁ?あ、ってかお久しぶりです!!紅映様!/喧嘩売るなら私が買ってやらぁ(笑) (2011年8月23日 20時) (レス) id: 99514ec7d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅映 | 作成日時:2011年7月10日 16時

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