グラシエ、美堂玲 ページ45
「いねぇなー…」
「うん…」
「冴花来ねぇな…」
「うん…」
この日、椰子と林檎は二人そろって腕組みをし、難しい顔をしてアリーナの最後列に立っていた。
冴花は今日一度も姿を見せておらず、無花果は今、色とりどりの制服を着た来校者に資料を配っている真っ最中だ。
―――そう…今日は高校生対象の学校説明会だった。
「大体よ、お前があんなこと言うから！」
「だって…」
時をさかのぼること一週間。カフェで話をした後、林檎が『うちのグラシエにするのは気に入った奴限定ね』などと駄々をこね、その後ずっと人材探しをする羽目になっているのだ。
当然、そんなすぐに見つかる訳もなく。とうとう高校生にまで対象を広げている、といった事情なのだ。
「あんなどぎつい化粧してさ…材料に化粧が入ったらどうすんだよ！」
「落ち着け、林檎…あれ、おっ！」
「何だよ…あーっ！冴花！」
すると、冴花が手を振ってこちらに歩いてくるのが見えた。
…ある見覚えのある人物を連れて。
「…誰だ？」
「冴花ちゃん…？」
「ああ、紹介するね！」
冴花は満面の笑みを浮かべて、隣に立っている女性を紹介した。
「こちら、グラス特進科の美堂玲さんよ！」
「…美堂、玲！？」
「まさか…」
『私、とってもピュアですの！』
林檎と椰子は、たちまち驚愕の表情になった。それもそのはず、信じられるはずがない。
「美堂さん、覚えてる？」
「お前なぁ…覚えてるったって…！前生徒会の、美堂玲じゃないか！！！」
ラッキーアイテム
革ベルト
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紅映(プロフ) - 見た瞬間腹筋崩壊ｗｗワロタｗｗ (2011年8月24日 17時) (
レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけ - あほすぎるだろwwwww (2011年8月24日 16時) (レス) id: a3f2b589f8 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - つみはし、右足のひざ下の方骨折してるみたいで、風呂掃除の長靴みたいな水色のやつはいてたｗｗ (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - あははｗｗふりかけじゃないんだから！喧嘩は売りませんｗ (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
海原 ハナ - 喧嘩かぁ？あ、ってかお久しぶりです！！紅映様！/喧嘩売るなら私が買ってやらぁ(笑) (2011年8月23日 20時) (レス) id: 99514ec7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅映 | 作成日時：2011年7月10日 16時
