男の心意気 ページ28
「実にバカってのは哀れだ…身の程知らずばかりのこの場所には、統制者の存在が必要不可欠だ。そう思うだろう?冴花」
「…はい」
「お前も不憫だ…スパイとして取り入ろうとして逆に利用され、友にも疑われ見放され、最終的には何の役にも立てず死んでいく…友を思う気持ちが友を滅ぼすんだ!権力も地位もない人間は、結局そうやってゴミのような人生を歩むしか道はねえんだよ!林檎って言ったか…お前は少し自分の価値のなさを知らなすぎた!それとも、ここで諦めたからコイツを降ろしたのか?」
「冴花を助けることよりも…お前らをぶっ飛ばす方が先だ」
「ぶっ飛ばす?ははは!好きにすればいいさ!しかしその瞬間、お前は人生をここで終えることになる!」
「はぁ?」
「ここには大量のセキュリティ装置が仕掛けられている。バカにはそんなことも理解できないか…まったく、救えない野郎だ」
「お前に救われたくないんだけど」
林檎は視界の端に無花果が素早く動く姿をとらえながら答えた。
――全部で5人か…冴花に危害を加えないように倒すには、少し人数が多いな…
林檎とてそれほど強いわけでもない。そんなことを考えていると、林檎にささやいてくる人物がいた。
「お前の考え方最高だな!力になるぜ」
「…お前、ついてきたのか!」
「おおよ、可愛い冴花ちゃんの救出だろ?麗しき無花果先生も一緒とあらば、助けにいかねぇのは男じゃねえだろ!」
何とその人物は、さっき情報を提供してくれた男子生徒だった。
「いいけど…お前なんで冴花の名前知ってんの?真面目だし、あんまり目立たない方だと思うんだけど…」
「ああ、問題ないさ」男子生徒は平然と言ってのけた。「だって俺、全校の女の子の顔と名前を一致させて、全員言えるぜ」
「お前もしかしてアホか?」
「違うぞ!」
「まあいいさ…じゃ、行くか」
「気絶は?」
「させなくていい」
そして二人は、同時に5人に飛びかかって行った。
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紅映(プロフ) - 見た瞬間腹筋崩壊wwワロタww (2011年8月24日 17時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけ - あほすぎるだろwwwww (2011年8月24日 16時) (レス) id: a3f2b589f8 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - つみはし、右足のひざ下の方骨折してるみたいで、風呂掃除の長靴みたいな水色のやつはいてたww (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - あははwwふりかけじゃないんだから!喧嘩は売りませんw (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
海原 ハナ - 喧嘩かぁ?あ、ってかお久しぶりです!!紅映様!/喧嘩売るなら私が買ってやらぁ(笑) (2011年8月23日 20時) (レス) id: 99514ec7d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅映 | 作成日時:2011年7月10日 16時