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サンプル照会 ページ22

警察署の職員・杜若がある人物の姿に気付いたのは、それからしばらくしての事だった。

「無花果ちゃん…?」
「ああ、かっきー。元気だった?」
「久しぶりだな!また綺麗になったようで何より」

杜若は露出度の高いサロペットを履いてサングラスをかけている無花果の姿を、上から下に舐めるように見回した。
無花果は気持ち悪さで逃げ出したくなるのをぐっとこらえ、白い手袋をはめるとポケットからいくつか袋を取り出した。

「なんだい?これ」
「これさ、鑑識に回してくれない?」

無花果は声を潜め、「かっきーにしか頼めなくて…」の部分を強調しながら話した。

「ちょっとアトを調べてほしいの。かっきーにしか頼めなくて…お願い」
「ああ、こんなのすぐだよ」

杜若は気をよくしたのか、すぐに作業に取り掛かった。

「鑑識じゃなくてもできるの?」
「いまはPCの時代さ。ちょっと照会して、頭を使えばいいだけだよ」
「へー、すごい!」

作業が終わって杜若が自慢げに「できたよ」と持ってきたのは、無花果が自分にだんだん嫌悪感を抱き始めてすぐだった。

「どうだった?」
「ああ、こっちの髪の毛のサンプルの方はよくできた偽物だよ。これ作ったの誰?今度紹介してね。あと、マイクの指紋はあの製菓学校の生徒会にいる真木絵里さんだろ?あそこは警備が厳重だから、データベースに載ってるんだよ。といっても、それは生徒会だけだけどね」

ぺらぺらとしゃべり続ける杜若に嫌気がさして、無花果が厳しい視線を向けると、今度は焦った様に話し始めた。

「掌のやつはちょっとわからないな。でもここのサンプルとはまったく一致しないよ」

無花果がほっとしているのに気付いた杜若は、下心を隠しきれていない口調で忠告した。

「無花果ちゃん、危ないヤマには近寄らない方がいいと思うよ。何かあったら、ぼくに言ってね?」
「ええ分かったわ、ありがとう!」

何かあってもお前にだけは言わない、むしろそんなときにお前の顔など見たくない、などとボソッと呟きながら、無花果は警察署を後にして市役所に向かった。

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紅映(プロフ) - 見た瞬間腹筋崩壊wwワロタww (2011年8月24日 17時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
ふりかけ - あほすぎるだろwwwww (2011年8月24日 16時) (レス) id: a3f2b589f8 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - つみはし、右足のひざ下の方骨折してるみたいで、風呂掃除の長靴みたいな水色のやつはいてたww (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映(プロフ) - あははwwふりかけじゃないんだから!喧嘩は売りませんw (2011年8月24日 13時) (レス) id: 3de99fac11 (このIDを非表示/違反報告)
海原 ハナ - 喧嘩かぁ?あ、ってかお久しぶりです!!紅映様!/喧嘩売るなら私が買ってやらぁ(笑) (2011年8月23日 20時) (レス) id: 99514ec7d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅映 | 作成日時:2011年7月10日 16時

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