・どっちかにして Sirius and Regulus ページ11
私には、自分自身の気持ちがよくわからない。
シリウス、私は、あなたが好きなんだろうか？
それとも―――――
＊
「私、シリウス君のこと、好きなの」
寮に戻ろうとしてた時、あなたの名前を呼ぶ、甘い声が聞こえて。
これはきっと、告白ってやつだ。
勇気のない私には、縁がないもの。
あなたがどんな反応するのか、
ちょっと怖いけど、ちょっと聞いてみたくて。
私は立ち止まった。
「ずっと好きだったんだよ。気づいてくれて――――」
「ごめん。気づかなかった...俺、好きな奴いるんだ」
女子生徒が、泣きながら走り去っていった。
ちょっと嬉しいけど、でも実際、振られたあの子と同じ気持ち。
シリウスには、好きな子がいるんだ。
どのくらい可愛い子なんだろう？どのくらい優しい子なんだろう？
勝手にその子に嫉妬して、
勝手に傷ついてる自分がいる。
「A先輩」
聞いただけで、安心するその声が、後ろから私を呼ぶ。
『...レギュラス』
「先輩は、強いですね」
『...え？』
「好きな人に好きな人がいても、泣かないから」
『今の、聞いてたの？』
「はい」
レギュラスが、突然私の手を強く握った。
「行きましょう、先輩」
『えっ？レギュラス？』
ぐいっと、手を引かれる。
「兄上」
「...レギュラス、A」
「先輩を傷つけないでください」
『待って、レギュラス、私――――』
「僕がもらっていっちゃいますよ？
僕だったら、先輩にこんなに悲しい想いさせない」
『レギュラス、何言ってるの？』
「...今の聞いてたのかよ」
じゃあ、やっぱり...シリウスには、好きな人が――――
「俺の好きな人って、お前のことだよ、A」
シリウスが、私のもう片方の手を握った。
嘘。シリウスが、私を？
「好きだ。A。言おうと思ってたけど、言えなくて...勘違いさせて、ごめん」
「先輩、僕もあなたが好きです。兄上には渡したくない」
頭がぐるぐるかき混ぜられたような感じ。
二人が私を？でも、だって――――
「選んでください、先輩。僕か...」
「...俺か。おいで、A」
ねぇ、私、どっちを選べばいい？
＊ ＊ ＊
あなたなら、どちらを選びますか？
・どっちかにしろ James and Severus→←・手紙 George Weasley
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スピカブラック - イレイさん» まだですか？ (2020年10月20日 2時) (
レス) id: b5e377f0b8 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクでセブで甘で書いて下さい (2020年9月24日 3時) (レス) id: b5e377f0b8 (このIDを非表示/違反報告)
愛菜(プロフ) - いつも読ませてもらってます！よければジョージと夢主ちゃんがホグワーツでラブラブする話をお願いします！ (2020年3月21日 11時) (レス) id: e2056a58cc (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - 出来ればで大丈夫です。頑張ってください(*’ω’*) (2018年7月23日 21時) (レス) id: b6f3460812 (このIDを非表示/違反報告)
わらび餅(プロフ) - リクエストokなら、フレッドをお願いします。シチュエーションokなら、ケンカップルやったけど、結婚を約束していた2人。でも、最期の戦いで夢主ちゃんが、フレッドを庇って死んじゃうのでお願いします。因みに夢主ちゃんは、手紙を書き残したので、お願いします。 (2018年7月23日 21時) (レス) id: b6f3460812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イレイ | 作成日時：2015年8月11日 10時
