元祓い屋の現怪異。参

＠１１５ ページ23

『光ーーーー！！』


花子「少年の名前呼びながら俺の境界来るのやめてくれる？」


あまねがジトっとした目でこちらを見る


ネネ「ほら、光くん、頑張って！」


光「無理っす！！今は流石に無理！！」


何の話か分からないけどとりあえず光にべったりくっついてた


日常ってこんなに楽しかったっけって思う


ネネの持ってた紙が気になる


『…ネネ、その紙なあに？』


聞いた途端ネネの肩が跳ねた


ネネ「そう…ちょっと相談があるの…」


花子「相談？」


ネネ「実は…もうすぐ期末試験なの…………！！」


『あぁ』


やべ、拍子抜けした声でた


ネネ「あぁじゃない！！Aちゃん！そんな簡単なことじゃない！」


『ご、ごめん』


しまいには補修大根は嫌と体をねじらすネネを見てなんともいえない気持ちになった


補習かあ


昔は赤点取ってなくても補習に呼び出す教師がいたけど…


今はそんな人も居ないだろうし


『今の先生はみんな優しいから補習呼ばれても大丈夫だよ！きっと』


光「そういう問題じゃねえ…」


花子「…そういえばAは頭が良かったけど…教えてあげたら？」


『いつの話？もう忘れたよ』


ネネ「！！Aちゃん頭良かったの？！」


『良くない良くない！赤点取らない程度に勉強してただけだから！ほんとに付け焼き刃みたいな』


光「オレが求めてるのはそれだ！」


『ええ…でも…』


あんまりいい事じゃないんだけど


ネネ「どんな感じで勉強したの？？」


『……前日の夜に』


光「おう！」


『教科書丸暗記した』


ネネ「……………」


光「……………」


花子「…え、全部？」


『5教科の範囲』


ネネ「前日の夜に？」


『…うん』


ネネ「…やっぱり勉強は地道にコツコツやるのがいいわよね！！」


光「そうっすね！」


拒否された

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