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沖「何揉めてんでィもう客が来まさァ」
土「総悟もっと詰めろ」
沖「無理でさァ死ね土方」
土「なんだとッ…」
『うるっせぇ!!
テメーら静かにしてろよ浪士にバレたらどーすんだ!』
スッ
?「すいませーん白兎ちゃんですかー?」
山「ヒソッやば!」
狭い押し入れに体を入れ込む山崎、とても窮屈だ
『はいどうぞお入りください』
頭を下げた姿勢から障子が空いた音を合図に顔を上げる
『私、白うs...』
?「どーm...」
沖/山/土「旦那ァ!?/万事屋ァ!?」
ドダバダッと音を立てて押し入れの襖をぶっ倒しなだれ落ちてくる3人
『アンタこんな時間から何してんだ?!』
土「しかも開店時間外だぞ」
沖「いくら詰んだんだかねィ」
山「どこの銀行が餌食に...」
銀「いやいや銀行襲ってないし
金積んでないし
望んで来たわけじゃねーし」
『あ?女将には相手をしろと言われたが』
銀「噂の白兎花魁がどんなのか一目見てみたかっただけなんだよ
さすがの銀さんもガキ共置いてそんなことしねーさ
しかし公務員が副業ですか?しかもうかがわしげな」
『そんな生易しいもんじゃねーよ』
山「旦那も総長の接客を見れば分かりますよ」
「白兎ちゃん大丈夫?なんかすごい音がしたけどー!」
襖の向こうから女将が話しかけてくる
一応防音効果がある部屋からは野郎共の叫びは聞こえなかったようだ
『えぇ大丈夫です
先程のお客さん窓からお帰りになるらしいので開店時間になったらお客さん普通に入れてくださいな』
銀「えっ窓から帰るって何?」
「わかったわ」
銀「わかったんだ
もしかして隣の窓誰かが帰ったあと?」
土「万事屋、てめーも隠れてみてろ
そしたらAが噂になるのも俺らがなんでここにいるのかも分からァ」
銀「へいへいこりゃあ朝までコースかな」
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銀「すごいな...今日だけでもう5人目だ
よしかもみんな30分も経たないうちに帰っちまった」
Aの接客は相手を満足させなおかつ自分に触れさせることなく短時間で終わるという2、3日で会得するのは不可能な技だった
土「ホントに末恐ろしいよもう6人目が来やがった」
『初めましてですよね白兎と申します』
「お〜噂に聞いてたより随分とべっぴんさんだな〜」
沖「ありゃ幕臣のジジイじゃねぇですかィ」
銀「おいおい大丈夫なの?この事を脅されてイケナイ関係始まったり」
山「始まりませんよそんな汚い関係」
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作者名:おとか | 作成日時:2022年9月28日 17時