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九話 ページ10

話しながら歩いてると分かれ道が見えてくる。
「…ん、俺こっち。」
「んじゃここで〜!」
「お前Rasと同じ方向なの?」
「あ、A!あのこと言ったら、」
「うん!てか一緒住んでるし!」
「は??(殺気)」
「あーっ!!!だぁから言わないでって言おうとしたのに!!!!」
「え!?ご、ごめん…!?」
どういう状況やねんこれ!
「…一緒に住んでるってどういうこと。」
「った、ただお母さんがこっち来た時の友達の子供がらすだっただけで別になにも無いからね!?!?」
あんまりこういうことでRasに迷惑掛けたないわ…
私なんかと付き合ってるとかいう噂流されるの可哀想やし。
「そうなのか?」
「そうだよ!mondoは考えすぎ!そんなにAのこと気になっ、ムグッ!」
「うるせぇ」
わお修羅場。
まあ言ったらもっとやばくなりそうだから言わんが。
話題をテキトーにすり替える。
「てかさぁ、mondoと連絡先交換してないよね?」
「あ〜確かにAはして無いね!」
「しとくか?」
「うん!友達にもゲームで会わせたいし色々と便利だしね〜」
「…まあそうだな。」
見慣れないアイコンに数少ない(Ras一人しかいない)連絡先に追加されるmondoの連絡先。
…ありぴに見しても友達ちゃんと出来てるって安心させれる。
良かった。
「…じゃ、ここら辺で解散にしとく?」
「おけ。」
「異議なーし!」
「じゃあバイバ〜イ!」
「mondoまた明日ね!」
「ん、じゃ。」
手振ったらヒラッて控えめに振り返してくれる。
mondoが見えなくなって声を出す。
『…うわ、タラシやん。』
『mondoと別れて第一声それ?w』

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作者名:三毛 | 作成日時:2024年2月10日 22時

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