三十五話 ページ37
『あ“〜〜〜せりちゃんを愛でたい…』
学校に着いて、机に体を伏せた状態で言う。
sellyは一旦教室に荷物置きに行った。
『wAその顔で言うの危ないよwww』
無邪気な笑い方が胸に突き刺さる。
どっちゃくそに可愛い。
『…てかmondo来てね〜な。』
『あ、A知らないのか…mondo実は遅刻常習犯なんだよ!』
マジか。
『我でもそこまで落ちぶれてないのに…』
『ふふ、Aはいい子だよ?いっつも優しいし。』
あ死ぬ。
目細めながらの控えめ笑いも好き。
母性が溢れ出てるというか…なんかちょっと大人な感じでてこっちもこっちで好きかもしらん。
『なぁんの話してるー?』
『せりちゃん!』
机の反対側から身を少し乗り出させながら聞いてくるselly。
『mondoが学校いつも遅れてくるの聞いてヤバいなってこと話してただけだよ!』
『ヤバい?』
『うん、変?みたいな…』
『ん、mondo変だよ、それでクソガキ。』
『わあすごい言いよう!』
なんで日本語の暴言は覚えてるんだ…
『…せりちゃんの日本語って変なとこに穴あるよね。』
『穴?』
『そ、覚えてる日本語にムラがあるとかね?』
『あ〜!確かにね、なんであれは知らないのにこっちは知ってるんだよ的な。』
『日常会話で使う言葉より無駄に悪口の方が発音とか上手いw』
これは…これはこれは!
『そしたら君の良い所伸ばしていこう!沢山日本語教えてあげるね〜』
『はわ…やった!!!』
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作者名:三毛 | 作成日時:2024年2月10日 22時