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三十一話 ページ33

どんな話だろう、真面目な話だったらと身構えてしまう。
『Aはさ、今の生活無理してない?』
…ああ、やっぱりなるせはいい子だな。
ふざけることもあるけどこうやって人を気遣って接せる。
他人の小さな悩みも気にして、
『うん、こっちでは平気だよ。だいじょーぶ。』
『ほんと?嘘ついてない?』
『ほーんと!まだそこまで経ってないけど楽しいよ?』
これは事実。
辛いなんてこっちに来てそこまで思わない。
ちょーっと意思疎通が難しくはあるかなーとは思うけどね。
『そっかぁ…辛くなったらちゃんと言うんだよ?』
『分かってるって!なるせは僕の唯一の相棒だもん!』
そう言えば少し柔らかい表情になる、なるせ。
やっぱ僕の周りの奴大体顔いいんだよな…
『ふふ…Aはやっぱ面白いね、そういう所好きだよ。』
『ぅ、な、なるっっっ!!!//』
『え〜?どうしたのA〜?w』
こ…こいつ僕が真面目に好意向けられるの苦手(弱い)こと知っててわざと…っ!!
『う“〜〜〜っ!!!!』
『ハー!w⤴︎』
さっきまでシリアスな感じ醸し出してたのが嘘みたいに雰囲気が緩い。
さっきのはもしかしてシリアスじゃ無くてシリアルだったのか…()
『あは、でもAが元気にやってそうでよかった!』
『当たり前だろ!?お前にずっと頼らんくても生きていけるわ!!!!』
『wwwえ〜?ほんと〜??w』
『ほんとです〜〜〜!こっちには可愛い子もカッコいい子も心優しい子も沢山いるし!』
『お前の栄養分だもんなぁw』
『なるせさんもしかして僕をキメラかなんかだと思ってます??』
ほんとに失礼しちゃうわ!偏見だけで話さないで欲しい!
まあ事実やけど!!!!!!!

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作者名:三毛 | 作成日時:2024年2月10日 22時

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