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二話 ページ3

『A〜〜〜〜〜ッッッ!!!!!!』
《ドンッ》
『んわ“っ!?』
って…
『らす‼︎‼︎』
Rasは僕のおかあがここ、韓国に留学した時に出来た友達の子供。
我が友に負けないぐらい可愛くて純粋。
Rasは私のこと親友って思ってくれてる。好き。
ほんとにおかあ留学してくれてありがとう。私は今幸せです。
ギュッと僕に抱きついてて自然と上目遣いになっているRas。
今日もかわええ‼︎!
『らすっ!今日もめっちゃかわええでっ♡』
そう、Rasを抱きしめ返しながら言えばふわっと100億満点の笑みを浮かべる。
『wwwAもどちゃかわだよ。』
『マジぃ⁉︎ありがとーな!』
…え?
『い、今!どちゃかわ言うた⁉︎この前はわかってなかったよな⁉︎』
『うん。でもAの使ってる言葉、全部知りたいから!』
『…スゥーーー(Rasが可愛すぎて)しんど…』
『え⁉︎大丈夫⁉︎』
心配してくれてる!どんだけ天然なんだ!こんなだと誰かに誘拐とかされちゃうかも…
…ワイが守らねば…
『大丈夫だよ!心配かけてごめんね、らす!』
『んーん!大丈夫だよ。それよりも、mondo。』
…あ、せや忘れとった。
隣の席の子…Rasが言うにmondoさん?くん?は日本語でも名前が呼ばれたのに気づいたのかピクッと身体の動きを止める。
すごいね。私は名前呼ばれてても分からん。
「…何?」
淡白な返しをするmondoさん。
その途端、Rasが急に流暢な韓国語でスラスラと到底私には理解できない文字列を並べる。
「さすがにその態度はないんじゃない?Aは日本人で頑張って韓国に来るために勉強だって頑張ってたよ。mondoだって日本語喋れるの?喋れるんだったらまあ立場的には言えると思うけど喋れないでしょ?それなのに人のこと批判して楽しい?あ、それと俺の家族ぐらい大事な親友だから間違っても暴力は振らない方がいいと思うよ?暴言でも度を超えてたら同じようになるけど。」
『…わぁ。』
急にガチトーンでしかも真顔だし凄い長文。
こんなの内容分からんに決まってんだろ。
「…チッ」
mondoさんはバツが悪そうに舌打ちをしてまた顔を伏せる。
『ね、A。いっしょにお弁当食べよ!俺良いとこ知ってるんだ。』
Rasに誘われるのは嬉しいけどこの雰囲気やだなぁ…
mondoへの仕打ちがあまりにも酷すぎな??別に気にしてないしね。
だから。
「あ、あの!mondo?さんも一緒にご飯食べませんか!」
「「は⁇」」
Rasとmondo。
二人の声が重なった。

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作者名:三毛 | 作成日時:2024年2月10日 22時

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