藤北パラダイス 〜短編集〜

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〜楽屋〜





玉「俺、これ欲しいなぁ〜、なんとなくかっこよくない？」







『うぅ〜〜ん、俺はこっち!』









玉「そっかぁ〜〜。…っていうか、みつ可愛い♪」









『///そーう？』









ｼﾞﾘｼﾞﾘ……









玉とひろがイチャイチャしている事は気に入らないけど、ひろの可愛さは認めるから。









そこで俺、考えたんです。









…第5作戦を。









　俺、ひろの可愛さを観察しておねだりする♪









っていう作戦。









ひろ、ニカにおねだりされると「しょうがねぇなぁ〜」とか言ってるし〜。









ひろの弱点をつく作戦だ!!!









よぉ〜し、今回はSガヤではなくデレガヤ作動!!!









「ねぇ〜〜ひろ〜〜♪おいで〜？」









『うん！』









トコトコっていう効果音がぴったりな歩き方で登場。









やっぱり可愛い……。









まずは上目遣い！









俺が座ればいいな。









『………太輔？』









「うわぁぁああ！！！！」









『……ごめんなさい！びっくりしちゃった？』









「ううん！！大丈夫だよ！」









くっそぉ〜〜。ひろが先に座って上目遣いで心配なんかしてくるから…。









メンバーにもびっくりさせちゃったし……。









これ完全に恥ずかしい人じゃん(泣)









もういい！！！！









可愛く言ってやる！








「ひろぉ、ダイエットしてガリガリになっちゃったらいやぁ…… 俺死んじゃうぅぅぅ！」









『………太輔？熱あるの……?』









下から見上げるひろの瞳がうるうるしてる。









『……そんなに心配してくれたの…？』









ありがとう…って言って一滴涙をこぼしたひろ。









なんか俺、天使と悪魔だと悪魔って感じじゃない？









「ごめんね？？？…一応、心配してる。」









『……分かった！俺、筋トレするね♪』









…藤ヶ谷 太輔、完敗。

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